出版社内容情報
人は人生の三分の一を眠ることに費やし、その時すべての人が必ず夢を見ているという。脳の解剖により得られた睡眠のメカニズム、睡眠中の脳波の記録、レム睡眠と夢の関係、昼夜リズムを計る体内時計、夢と精神分析など、動物実験や近年の成果を取り入れ、睡眠と夢の生理を解明する。図版多数。
目次
第1章 問題の所在
第2章 脳睡眠と体睡眠
第3章 解剖学的考察
第4章 睡眠の脳波
第5章 睡眠の現象論―植物性機能と動物性機能
第6章 レム睡眠の相動的要素と持続的要素
第7章 系統発生と睡眠
第8章 個体発生と睡眠
第9章 体内時計
第10章 サーカディアン・リズムと覚醒―睡眠交代の神経化学的側面
第11章 夢
第12章 睡眠中の精神活動
第13章 夢にたいする精神分析学者の態度