出版社内容情報
長い歴史にはぐくまれ、広い領域にまたがり、複雑な内容を含みもつカトリック神学。本書は、カトリック神学全般について、それがどのような性格をもち、どのような方法を用い、どのような部門に分かれているかを、専門外の読者向きにわかりやすく解説している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
5
「しかし信仰は無意味で盲目的な服従ではない。信仰の与件は、ほんらい不動のものではあるが、知的に深めようとする努力に対しては胸襟を開くものである。そして、この努力はつねに進歩することができ、それこそまさしく神学者固有の仕事を構成するのである」「どんなことがあっても神学と教義とを混同しないこと、これはきわめて大切なことである。まして啓示と混同してはなおさらいけない」「組織神学はまず信仰の真理のそれぞれの概念を分析することから始める。それはそれらの真理の意味作用をできるだけ厳密に決定するためである」2015/11/17
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