出版社内容情報
フランス中世文学の宝庫から名作を選び、美しく力強い日本語に訳出した画期的試み。収録作品=『聖アレクシス伝』/『ロランの歌』/ベルール『トリスタン物語』/トマ『トリスタン物語』/『トリスタン佯狂』2篇/マリ・ド・フランス『すいかずら』/南仏詩人/北仏詩人/フランソワ・ヴィヨン
目次
『聖アレクシス伝』
『ロランの歌』
ベルール『トリスタン物語』
トマ『トリスタン物語』
トリスタンもの短篇
南仏詩人(トルバドゥール)
北仏詩人(トルヴェール)
フランソワ・ヴィヨン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャカチャカりきりき
3
トリスタン物語を主軸に、ヴィヨン詩集、トルバドゥールとトルヴェールの詩集が収録されている。色々な愛の形を読むことができ、翻訳者も一流ゆえに翻訳の難しい古典詩集も、そこまで読みづらくなかった。2014/09/29
みにゃー
0
ロランの歌をやっと読めて満足だし、思いがけず戦争賛歌を読めて良かった。 キングのダークタワーの元となったこのロランの歌はなかなか面白かった。ロランクソだけど。 トリスタン物は、トリスタンがクソだし不倫と貞淑についての考えが雑なのだが、表現が面白い。 後半の詩は短いやつは良かったが結構読み飛ばした。翻訳詩を読む価値はあまりない。2017/11/07