出版社内容情報
どこまでも続く黄金色の小麦畑に点在するオリーヴの緑、たわわに実るブドウ、そして赤い屋根の農家。トスカーナの田園生活はこんな風景の中で昔ながらに営まれている。生ハム作り、ワイン絞り、野鳥狩り、キノコ採り。大農家の四季の生活を克明に記した興味尽きない読み物。美味しいレシピーを満載。
内容説明
ワインづくり、生ハムの仕込み、キノコ採り、オリーブ摘み…大農家の四季の生活と行事を綴った興味つきない読み物。美味しいレシピも満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソングライン
16
イタリアのトスカーナ地方で農園を営むチェロッティ家のシルヴァーナとオルランド夫妻、彼らの持つ家を借りたイギリス人女性の作者がみたトスカーナの生活を記したエッセイです。豊かな自然、たばこ、オリーブ、葡萄、トウモロコシなどの収穫、近隣の人々とのふれ合い、そしてシルヴァーナの作るトマト、ニンニク、肉、魚(海はないが)を使った家庭料理、イタリアの田舎生活が生き生きと描かれています。2023/10/20
ねむ
2
わたしにとっては久しぶりに心穏やかなる読書でした。何もかも手作りで先祖代々の生活を続ける村の人たち、という不便ではあれどのどかな情景に対して純粋にあこがれる気持ちが自分のなかに昔からあることを思い出せたのと、何よりもこうやって日々工夫しながら1年1年を積み重ねて人間はずっと生きてきたんだという、ごくあたりまえのことが心に響いた。この手の素敵な外国の暮らし的な本が一時期はやったけど、何不自由ないときに読むよりも不自由なときに読むほうがいいものですね。2020/05/09
の
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☆☆☆☆☆ イタリア トスカナの暮らしぶりが1年間1か月ずつつづられている。ガスオーブンより薪で料理したほうがなんとなくおいしいとか、とてもとてもすてき。2014/11/27