ダッチ・シュルツ最期のことば

ダッチ・シュルツ最期のことば

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784560044827
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

境界線上のことば、溶解する意識―。30年代NY伝説のギャング、ダッチ・シュルツことアーサー・フレゲンハイマーの最期のことばを元に書き下ろしたバロウズの「映画シナリオ形式の小説」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

2
誰かが現実を操作している。快楽や言葉は操作の道具であり、それらに抵抗するのは混乱を作ることだ(『爆発した切符』『ノヴァ急報』)。が、切り貼りや折り畳みでの抵抗の果てには、言葉と快楽を絶滅させる自由は死があることがわかってくる。死に行く者の意識と言葉の混濁にこそ抵抗の力は最大になるはずだ。襲われたギャング、ダッチ・シュルツが22時間後に死ぬまで警察が速記した記録をもとに、作者は操作する何者かへの抵抗をバベルの塔崩壊後さながらの混乱した言葉に圧縮する。連言的なこの走馬灯は会話を並列するシナリオ形式で加速する。2020/11/23

チンタロウ

0
1930年代禁酒法撤廃後のNYギャング抗争。ラッキー・ルチアーノ配下ダッチ・シュルツが殺人請負会社(マーダー インク)に襲撃され絶命するまでをバロウズが台本風に書いたもの2010/05/16

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