出版社内容情報
古来、聡明な頭脳は失言を愛した。19世紀初頭、ドイツはゴータの町の高校で教鞭をとったガレッティ先生の膨大な失言は、我々の哄笑を誘いながらも、先生の温かい人間味を感じさせずにはいない。一例を挙げよう。「この個所は誰にも訳せない。ではいまから先生がお手本をお見せしよう」。
内容説明
ドイツのプロフェッサーが残した前代未聞、抱腹絶倒の名「失」言。歴史・地理・天文学・博物学・人類学・文学…。これは人類の知のありとあらゆる分野における壮大なナンセンスの宝庫である。
目次
古代の世界
歴史学
自然地理、ならびに政治地誌学
天文学と物理学
数学、幾何学、算術
年代記
博物学
人類学
言語学と文学
授業風景
私事
経験と省察