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内容説明
天才写真家、荒木経惟と天才編集者、末井昭の強力タッグで、80年代を疾風怒濤のごとく席巻した、あの「伝説の写真雑誌」の全貌を徹底解明。
目次
1 『写真時代』前史
2 第一期『写真時代』
3 第二期『写真時代』
4 『写真時代』と八〇年代
『写真時代』誌面再録
「マンネリでも飽きなきゃいい」―末井昭インタビュー(聞き手・飯沢耕太郎)
著者等紹介
飯沢耕太郎[イイザワコウタロウ]
1954年生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。写真評論家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2023/07/20
サトル
0
荒木経惟と末井昭というぶっ飛んだ写真家と編集者が創り出した雑誌「写真時代」の神髄と顛末をとことん味わう事が出来た。狂乱のバブル景気に沸いていた80年代に写真論がない写真、クズのような写真に洋服を着せて、ふたりはオマンコラージュと名付ける最高傑作を産み出したりしていた。このエログロと哲学らしきものが混然となった雑誌をきっかけに森山大道は長いスランプから抜け脱し、篠山紀信が看板の正統派「写楽」をやがて凌駕したと云う。天才アラーキーが寄稿した景色論、風景ではなく景色を写すために色つきのカラーにするは流石である。2020/12/27