翼のはえた指―評伝安川加寿子

翼のはえた指―評伝安川加寿子

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560037416
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0073

出版社内容情報

少女時代をパリ音楽院に学び、第二次大戦勃発にともない帰国、19歳で華麗なデビューを果たした天才女性ピアニスト安川加壽子。常に日本音楽界の最前線にあった女性の一生を描く初の伝記。

内容説明

大戦前夜フランスから帰国し、衝撃的デビューをとげた天才少女ピアニストは、日本の音楽界に何もたらしたのか。戦後日本のピアノ界をリードし続けた安川加寿子の実像に迫る。

目次

プロローグ 黒鍵のエチュード
第1章 巨星墜つ
第2章 パリから来た天才少女
第3章 パリの修行時代
第4章 戦争と平和
第5章 奇跡を生むテクニック
第6章 より強く、より速く
第7章 ロング・ランとしての演奏人生
第8章 家庭人安川加寿子
第9章 果実の熟するごとく
第10章 六十一歳の挫折
エピローグ 翼をたたんだ天女

感想・レビュー

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quabex

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マルタ・アルゲリッチの演奏について触れた箇所に「それは彼女が、文字通り『丸太』のような太い腕をもち、男まさりの強靱な技巧を身につけていたからである」(p.307)とある。高校生のとき、アルゲリッチが初来日した。リサイタルに行った数学の先生が感想を話してくれて「丸太のような腕で……」と言ったのを覚えている。私も後日リサイタルに行って、これが丸太のような腕かと思ったものだ。人名索引を付けてほしかった。著者の祖父青柳瑞穂の訳書を読んでいて、安川訳『メトード・ローズ』をオルガンで練習したことがあるのが読んだ理由。2014/05/11

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