出版社内容情報
復讐の倫理をめぐって綱豊と赤穂浪士助右衛門が対決の火花を散らす真山青果の名作『御浜御殿』(おはまごてんつなとよきょう)と、世話物を近代的に継承して独自の宇宙を構築した宇野信夫の傑作怪談劇『巷談宵宮雨』(こうだんよみやのあめ)。
内容説明
真山青果の名作元禄忠臣蔵十部作中の一篇が御浜御殿。復讐の倫理をめぐって甲府侯綱豊と赤穂浪士富森助右衛門が対決の火花を散らす。女犯の罪で晒し刑を受けた破戒坊主竜達と遊び人太十夫婦の所業と末路を描く宵宮雨は、世話物を継承して独自の宇宙を構築した宇野信夫の怪談劇の傑作。
著者等紹介
真山美保[マヤマミホ]
1922年生。日本女子大学文学部国文学科卒。新制作座文化センター主宰(理事長)。日本演出家協会・国際演劇協会日本センター会員。文部大臣奨励賞(1953年)・菊池寛賞(第七回)・東京都文化賞受賞
小池章太郎[コイケショウタロウ]
1935年生。近世演劇専攻。跡見学園女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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