地球のカタチ
にぎやかな外国語の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 164p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560031711
  • NDC分類 804
  • Cコード C0039

内容説明

世界にはたくさんのことばがある。文字や音、数のかぞえ方だっていろいろある。多くの外国語に触れてきた著者による、ことばの楽しさいっぱいの一冊。

目次

外国語の世界へようこそ!
1 かたち
2 ひびき
3 かず
4 なまえ
5 いろいろ
さらなる外国語の世界へ!

著者等紹介

黒田龍之助[クロダリュウノスケ]
1964年生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院修了。スラヴ語学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

80
著者自身が大好きな外国語の世界を案内する本。必要なのはなんでも受け入れる広い心、偏見を捨て素直な気持ち。世界の言語をすこしずつ覗きながら多様性を楽しむ本。「かたち」「ひびき」「かず」「いろいろ」各章でわかりやすく言語について解説されている。外国語というと日本では英語や中国語が一般的だが世界にチェコ語、ヘブライ語、スロベニア語マイナーな言葉のほうがずっと多い。それを学ぶ人もいる。まずは外国語全体を知ること。それがこの本の趣旨で入り口だと感じた。2017/11/12

Mijas

51
「外国とは全く縁のない環境で育ったにもかかわらず、外国語が大好き。中学3年生でテレビのロシア語講座に熱中。」と言う著者は、ロシア語の他、セルビア語、ブルガリア語など多言語を習得し、外国語のプロになる。興味のきっかけは、文字を面白いと思ったり、耳にする発音にワクワクしたりすることなのだろう。そうした好奇心を芽生えさせてくれる内容なので、小中学生用とはいえ外国語学習の指導用教材としても良い。ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンとなる父称の話、スロヴェニア・アドリア航空のエチケット袋の話など事例も面白い。2016/07/07

Sakura

22
いやー、こんな面白い人がいたなんて。ロシア語が元々の専門らしいですが、英語も仏語も伊語も、更にチェコ語ポーランド語スロヴェニア語リトアニア語ウクライナ語ベラルーシ語も勉強されたようです。とにかく外国語が好きだ、と。外国語の「かたち」「ひびき」「かず」「なまえ」の他、早口言葉や鶏の鳴き声比較、ロシア語には名前と苗字の他に父称があるとか、語り口もフランクで楽しくて、こんな先生が小学生とかに外国語を学ぶ楽しさを教えてくれたらいいのになあと思いました。自動翻訳機を見せて会話、なんてやっぱりつまんないでしょ。2023/01/04

ぽけっとももんが

14
楽しいよう。こういう話が聞きたいんだよう。若い人たちに語りかけるような口調で、いろいろな言語のかたちやひびき、かず、なまえなどについて教えてくれる。もちろん覚えられたりはしないけれども、ただ知るだけで楽しいのだ。2022/10/10

loanmeadime

14
中学生向けということで、語彙も平明で説明の深さもちょうどよく、楽しく読めました。チェコの巻き舌Dvořákは、Wikipediaのドボルザークの項に音声が付いていましたが、ドボジャークにしか聞こえない、ルは何か難しいらしいです。ロシア文学で悩まされる名前の変化も紹介されています。父姓なんて初めて聞きました。人を呼ぶのに、これを付ける付けないでニュアンスが変わってくるのですね。三単現のsなんて半世紀ぶりで見ました。2022/02/13

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