出版社内容情報
リアリズム論(佐々木基一・浦野春樹・池田浩士・菅谷規矩雄・好村冨士彦訳)
内容説明
徹底した現実反映論を基調とするリアリズム理論を展開した1930年代の諸論文。ひとつの普遍的な世界観にまで昂まったマルクス主義美学が、今なお新鮮なインパクトを与える。
目次
芸術と客観的真実
ブルジョア美学における調和的人間の理想
作中人物像の知的相貌
物語か記述か
表現主義の「偉大さと没落」
リベラリズムとデモクラシーの闘い―ドイツ反ファシスト作家の歴史小説に映してみた
リアリズムが問題だ
ゼーガース=ルカーチ往復書簡
作家と批評家