出版社内容情報
<書物復権2005年・8社共同復刊>
書物の収集と富や権勢との関係、有名無名の司書たちの哀楽・・・。
連邦ドイツ図書館長が豊富な逸話と図版を交えて、この職業の過去と現在を語る。
目次
読者諸兄のアペリチフに
二四人のお殿様
駆け足でハットゥサからトロイエンブリーツェンまで(代父をつとめた植物;貴重な粘土板 ほか)
宝番か餌番か(事柄と人間;雑多な群像 ほか)
司書の仕事場余談(アルファベット順)(購入;書誌学 ほか)
もう一言
著者等紹介
ロスト,ゴットフリート[ロスト,ゴットフリート][Rost,Gottfried]
1931年ライプツィヒに農業労働者の息子として生まれる。19歳で当地の旧東独国立図書館ドイチェ・ビューヒェライの臨時職員となり、52年正式の司書職についた。以来、芸術アカデミー、科学アカデミーとの共同作業にも従事したのち、72年には通信教育で学術司書の資格を、75年には学外受験者としてフンボルト大学(ベルリン)の哲学博士の学位を、取得した。1990年、東西ドイツの統合に伴い、フランクフルトのドイツ図書館とドイチェ・ビューヒェライが合同して連邦行政機関「ドイツ図書館」となるや、館長に選出された。研究論文や著作も数多く、また司書教育や各種専門委員も務めている
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感想・レビュー
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よー
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人の名前がこれでもかとばかりに長い! だけど図書館史ではあまり語られない「司書」という職業の人々がひとりひとりキャッチコピー(?)付きで紹介されているのが面白かった。最近ニュースにまでなる破損紛失盗難横領、昔から図書館司書にとって変わらない悩みの種なんだなあ。2014/11/12
( ̄∀ ̄)
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州立図書館は宮廷図書館が元になってる。 ホール式図書館は1567年にマドリード近郊のエスコリアル、スペイン国王フィリップ2世の下で生まれた。 もっと世界史勉強しないとだめだなー・・・。2013/02/11
well_flower
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図書館司書の歴史的背景から業務内容まで詳細に綴られている。情報化が進めば進むほど、図書館司書業務のスキルは役に立つ。電子化と図書館がシーソーのような力関係にあるなかでこのスキルは不動。2013/02/08
kiwi
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前半は人名とちょっとしたエピソードの羅列。 後は司書はどうあるべきか的な話…だったような。 正直あまり頭に入ってきませんでしたorz2012/02/19