内容説明
本書では、既往研究が少ない農協共済を対象にして、１９９０年代における、その商品特性や経済組織としての農協の特性を踏まえた農協共済の事業推進（営業）活動の特徴を計量的に明らかにした。
目次
序章 課題と構成
第１章 農協における共済事業の推移：１９８４年～１９９３年
第２章 農協共済加入者の保障需要影響要因
第３章 農協および農協推進員への評価を通じて見た共済事業利用者類型と農協共済利用率
第４章 農家の農協観の動向―１９９３年～１９９６年の組合員アンケートにもとづく農協観に関する意見の構造化とその変化についての考察
第５章 次世代組合員の農協観・農業観と農協共済利用率
第６章 農村における家計リスク観と資産保全行動・保障需要
第７章 農協の共済事業推進組織に関する制度設計とその効果
終章 今後の課題
著者等紹介
渡辺靖仁［ワタナベヤスヒト］
博士（農学）。１９５９年生まれ。１９８３年東京大学農学部農業経済学科卒業。同年、全国共済農業協同組合連合会入会。１９９４年農協共済総合研究所出向
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