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出版社内容情報
江戸期における近代思想の萌芽から明治の啓蒙思想、自由民権運動、ナショナリズムの台頭と東西思想融合の試み、マルクス主義にいたる近代日本の思想的系譜をたどり、21世紀におけるアジア思想の位置と役割を示す。
内容説明
日本の学者は、1960年代以降、日本の近代化の得失問題の研究を展開してきた。その基本傾向は二つに大別される。一つは日本文化の優越性をアピールするもの、もう一つは日本の近代化に潜む重要な欠陥、例えば民主化の不徹底を指摘するものであった。だが、筆者にいわせれば、日本の近代化の特質は、それが欧米式の近代化の型を破ったところにある。
目次
序章 日本資本主義の精神とは何か
第1章 日本近代思想の原点―江戸時代における近代思想の萌芽
第2章 啓蒙思想と近代化の課題
第3章 自由民権運動の衰退とナショナリズムの台頭
第4章 東西思想融合の探求
第5章 独創性哲学の成立―西田哲学を中心として
第6章 社会主義運動と日本マルクス主義の展開
終章 アジアにおける日本の位置