出版社内容情報
赤瀬川原平、杉浦日向子、森岡正博、岸由二、野田正彰、加藤尚武、高石ともや氏らが路上観察、江戸学、都市河川のフィールドワーク、園芸など、現代人の都市の自然とのつき合い方と余暇の新しい方向を提案する。
目次
1 都市の「自然」とつきあう(人工の中にまぎれこんだ「自然」をさがしにいこう―路上観察の楽しみ;足もとの自然に「生きものの賑わい」を求めて―地球人への自由時間)
2 自然とどう向きあうか(自然保護を都会人のエゴイズムにしないために;都市にとって緑とは何か;お江戸の水と緑は計画的に育成された;田舎暮らし一四年から見た都市生活の危うさ;自然らしさを残すための人為的な努力)
3 人と自然をつなぐ余暇(余暇の歴史的変遷・現代における役割―人と自然とのかかわりにおいて;余暇のいま、そしてこれから―データに見る自然指向)