出版社内容情報
日本におけるHIV感染者の約5割、エイズ患者の約7割が血友病患者であり、この比率は世界的に特異。なぜこうした悲劇がおこされたのか、行政、製薬会社、一部の医師たちの責任を東京医科歯科大助教授の著者が追及。
内容説明
薬害エイズとスモンの事例から薬害発生のメカニズムを解明し、克服の処方箋を提示する。
目次
序章(「薬害エイズ」とソリブジン;「副作用」と「薬害」はどう違うか;「医薬品」をどう見るか)
第1章 「薬害エイズ」被害者の実態
第2章 スモン被害
第3章 「薬害スモン」の加害構造
第4章 「薬害エイズ」の加害構造
第5章 薬害被害者への償いを求めて
第6章 薬害の防止・根絶のために