出版社内容情報
ソ連の崩壊の深奥には民族問題があり、それは単なる”紛争”などではなく、人類永遠のエコロジカルな課題なのだ―民族と国家という相異なる人間共同体の間で言語の持つ意味はどう変容するかを追及した言語社会学。
目次
アイヌに誇りをもつのが真の「先進国」
カナダのウクライナ人
セーシェル島とクレオール語―白人が作った奴隷の共通語の現在
ピジン、クレオールが語る言語の本質
言語と民主主義
言語的多様性のなかの国際語―エスペラント100年
おとなと子どもの「言文一致」
人類的課題としての民族運動―ソ連邦の崩壊が示したもの
ソ連邦「民族問題」の本質
ブリヤート族の苦悩〔ほか〕