目次
シンポジウム「解題」市町村消滅論と田園回帰―日本社会の「対抗軸」(「市町村消滅論」の形成;「市町村消滅論」の影響と論点 ほか)
報告1 中国山地における「田園回帰」―定住を支える地元のつくり直しを(「市町村消滅論」の問題点;時代と人びとが求めるもの―この半世紀がもたらした限界と地域のつくり直し ほか)
報告2 女性と子どもが輝く邑南町―生産年齢人口増が邑南町を救う(邑南町はどんなまち?;20人の社会増―邑南町への「田園回帰」 ほか)
報告3 私の「田園回帰」―そのWhyとHow(「便利な都会」から山あいの匹見町へ;匹見町を選んだ理由 ほか)
パネルディスカッション 田園回帰のネットワークを
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
26
小田切徳美教授の増田レポートの問題点:①著しい少子化に対するストップ少子化戦略、②東京一極集中の持続、③自治体消滅の可能性の強調(9頁下段)。小田切先生の願いは、地域内点検の実践と、地域間ネットワークの全国展開であきらめ論からの脱却(17頁下段)。中山間住民として同感。藤山浩教授の田園回帰+地元のつくり直し(25頁図5)は参考になる。今後は2020年代をどうつくり直すかの具体策が問われる。ヤマタノオロチ型事業体とは、縦割りを横つなぎにし、定住力に変えるという、2016/05/28
井上岳一
1
シンポジウムの記録の小さな冊子だけど、問いかけは深い。小田切さんの戦い方はとても気持ち良い。地方消滅論に関心のある方、田舎暮らしに興味のある方にオススメ。2015/06/23