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シリーズ地域の再生
家族・集落・女性の底力―限界集落論を超えて T型集落点検とライフヒストリーでみえる

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784540092244
  • NDC分類 361.76
  • Cコード C0336

内容説明

「限界集落」といわれながらも、人々がそこに暮らし、これからも住み続けたいと願うのはなぜか。「T型集落点検」と「ライフヒストリーの聞きとり」により、農山村の人々とその人間関係の底力を浮かび上がらせ、ムラとマチが結びつく新しい家族と集落のあり方を大胆に提言する。

目次

第1部 現代の家族と集落をどうとらえるか(限界集落論から集落変容論へ―修正拡大集落の可能性;「超限界集落」における集落の維持・存続―熊本県多良木町槻木地区の事例から;現代農山村分析のパラダイム転換―「T型集落点検」の考え方と実際;南西諸島の高出生率にみる生活の充足のあり方―沖永良部島和泊町の生活構造分析から)
第2部 地域における女性の力(農の世界の女性たち―農家の嫁、新規就農者、農家の娘;そこにある生産手段を生かす―ライフステージと生産活動;地域資源を生かす知恵と技術とネットワーク;女性が創る暮らしのデザイン―暮らし力の高さがつくる地域の豊かさ)

著者等紹介

徳野貞雄[トクノサダオ]
1949年大阪府生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。山口大学助手、広島県立大学助教授などを経て、熊本大学文学部総合人間学科地域社会学教授。日本村落研究学会会長。西日本社会学会会長。「食と農」の専門家、「集落ドクター」として、日本全国の農村に出かけるフィールド派。「道の駅」の命名者でも知られる

柏尾珠紀[カシオタマキ]
奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。現在、滋賀大学環境総合研究センター客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

23
現代社会における家族と集落の継承が、 最も先鋭的かつ典型的に現れているのが 中山間地域(3頁)。 そこで起きていることは、 今後多くの地域で程度問題はあれ、 問題が顕在化してくる。 「修正拡大集落」の可能性(14頁副題)。 これは初めて聞く概念だ。 ネット型集落ともいう(36頁~)。 これは、現実的基盤を軸に、 一定の距離内に集落を変容させたもの(40頁)。  日帰り型集落なんていうのもある。 要するに、集落のタイプは、 人々のライフスタイルを反映している。 2014/05/08

takao

2
ふむ2021/12/23

hideko

0
女性の気配りと人生を楽しむ力に脱帽。 私は男性化しているのかも? コミュニティー作りのヒントがここにあるのかも?2014/08/23

かとたか

0
拡大修正集落、拡大修正家族という概念が秀逸。地方の集落というと、普遍的なイメージ、衰退しているイメージが強いが、そんなことはない。しっかり変容している。単に人口が減っているという見方だけではない。外に出た家族や友人と繋がっているのだ。それが拡大修正集落だ。T型集落点検という調査方法まで具体的に提示しており、参考になった。希望を感じる一冊。とても満足。2022/03/22

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