内容説明
元労働基準監督官、旧労働省労災保険法改正担当者の経歴をもつ筆者が労災補償制度の現状と問題点、労災保険の実務を詳解。さらに「労災隠し」「過労死」「過労自殺」「派遣労働」「外国人労働者」などについて考察。
目次
第１編 労災保険制度をめぐる最近の状況（労災保険；業務災害認定；職業病（業務疾病）
労働保険の給付内容
通勤災害の認定
事業主が加害者になった場合の労災保険と損害賠償
不服申立と行政訴訟の手続）
第２編 労働災害をめぐる最近の事情（労働災害とは；労災隠し；過労障害（過労死）
過労自殺
過労自殺をめぐる企業の安全配慮義務
派遣労働
外国人労働者と労災）
第３編 参考資料（脳血管疾患及び虚血性心疾患等（負傷に起因するものを除く。）の認定基準について
心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針について（※平成２１年４月６日改正部分を追加）
最近の労災の企業責任の動向
外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針）
著者等紹介
新川晴美［ニイカワハルミ］
昭和１３年６月１７日北海道小樽市にて出生。昭和３２年３月北海道岩見沢東高校卒業。昭和３２年４月北海道大学入学。昭和３６年３月北海道大学法学部卒業。昭和３６年４月富士電興株式会社入社。昭和４１年１２月同社退職。昭和４２年４月川崎南労働基準監督署（監督官任官）。昭和４２年６月川口労働基準監督署。昭和４４年４月労働省労働基準局入省。労災保険法改正業務に従事。昭和４８年３月同省退職。昭和４８年４月司法研修所・修習生。昭和５０年４月札幌弁護士会登録・弁護士開業。昭和５８年９月北海道社会保険労務士会顧問に就任。昭和６２年４月札幌弁護士会副会長就任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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