政府・マスコミは「言葉の魔術」でウソをつく―国民を騙す錯覚フレーズの正体

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784537260724
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

中国の防空識別圏は許せない、など、日本社会に横行する錯覚とトリックを見破る。「個人の幸福」に焦点を当て、最初にまず知らなければならないトリックを紹介。最後に「どうしたらよいか」という方向を示した。

目次

第1章 政治をめぐる言葉のウソ(選挙に行って日本を良くしよう;原発は安全だ。経済発展には必要だ ほか)
第2章 経済をめぐる言葉のウソ(お金は腐らない。だから貯めておこう;子供に国の借金のツケを回すな ほか)
第3章 歴史認識をめぐる言葉のウソ(日本は「侵略戦争」をした;日本軍は「南京虐殺」をした ほか)
第4章 環境・健康・生活をめぐる言葉のウソ(絶滅するトキを救おう;節電は良いことだ ほか)

著者等紹介

武田邦彦[タケダクニヒコ]
1943年東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学学科卒業。工学博士。専攻は資源材料工学。旭化成工業ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を経て、中部大学総合工学研究所特任教授。名古屋市経営アドバイザー。内閣府原子力委員会および安全委員会の専門委員、文部科学省科学技術審議会専門委員を歴任。原発と放射線被曝の危険性や、環境問題の真相などを、科学者の立場から鋭く指摘し、テレビ、雑誌等でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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チャー

7
言葉の魔術というフレーズに興味を持ち手にとる。本書は広く社会で認知されている様々なフレーズについて、きちんとデータを見て自分の頭で考えることが大切だと伝えている。なんとなく大事だと思っていた貯金や、度々ニュースになる貿易赤字、年金、医療費に環境問題、節電、さらには生物や医薬に関すること等に関して、わかりやすい言葉の背景には発した側の思想が何かしら反映されている。何となくそれっぽい雰囲気を持ったざっくばらんな説明が思考停止を呼びそれ以上考えない。信じることも大切だが疑うことも大事であると改めて感じた。2020/05/24

ペカソ・チャルマンチャイ

6
面白く読むことができた。極端な論説もあり、全ては賛同できないが、同意できる部分も多い。トキについては、誰か言ってくれないかなと思っていたことを言ってくれて嬉しかったな。2014/09/10

ふくさん

5
刺激的なタイトルと著者の経歴に手に取った一冊。漫然と確たる根拠なく流布している言説などに異議を唱えており論旨明快で小気味よい。著者が強調しているように「知」は力なり、物事の本質を自分なりに究めバランス感覚を持つことや相対化 する視点も重要。示唆に富んだ一冊でした。★4つ。2014/09/12

かめぴ

4
ホンマでっか!?の武田先生。池田先生の方が読みやすかった。爆。にしても、政府やマスコミや新聞や警察や知事・・はウソをつくよね。わかっているけど、それに対応しうるすべが、ない。国民もそれはわかっているでしょ。2016/06/13

小桜

4
昔「石油が40年以内になくなる」と報じたNHKを信じた著者が、原子力分野を長年研究。後に石油は枯渇しないことに気がつき40代半ばで原子力の研究をやめたという。何から何まで自分で情報を集めて正しく判断できれば、私たちはそれと引き換えに、本来の生活する時間がなくなってしまいます。制度設計の最初から年金制度は破綻すると厚労省の年金課までもが見越していたとすれば、まさに計画的犯罪ですね。2015/05/24

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