内容説明
トロイア戦争などの建国神話、勇将ハンニバルとの戦い、カエサルのルビコン渡河、オクタヴィアヌスとクレオパトラの海戦、暴君ネロの蛮行、五賢帝統治…など大帝国の栄光と衰亡の歴史。
目次
第1章 ローマ帝国建国と覇権の道のり(ローマ人の始祖とされるアイネイアス;放浪の果てに辿り着いたイタリア ほか)
第2章 アウグストゥスと帝国の成立(オクタヴィアヌスの復讐と女王の危機;アントニウスとクレオパトラの死 ほか)
第3章 ローマ帝国の発展期(新皇帝ティベリウスの初仕事;パンノニア・ダルマティアの反乱 ほか)
第4章 ローマの平和五賢帝の統治(コロッセウムの完成と剣闘士;皇帝からの「パンとサーカス」 ほか)
第5章 ローマ帝国の崩壊(一八歳の新星・コンモドゥスの就任;放蕩青年が暴帝となったきっかけ ほか)
著者等紹介
金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。日本放送協会(NHK)勤務後、広島大学教授、静岡大学教授、日本大学教授を歴任。専門はドイツ文学、ドイツ思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カザリ
41
一気に読めないの(理解できないの)で、オクタヴィアヌスの元首政まで復習。王政から共和制、帝政(事実上の)に政体が変わっていくのは、やっぱり領土拡大をしていきローマが帝国になっていってしまったので、権力を分散できなかったからなのかな、と思う。。帝国イコール帝政になるのかは、ちょっとわからないんだけど。印象に残ったのは、オクタビアンの少子化対策。すごい。なんとしてでも産めよ増やせよ、さもなきゃ破産させるという政策。。当時は可能だったのでしょう。。2015/01/11
SS
0
この本に限った話ではないが、コンビニ本のCPの良さは恐るべし。内容的には、現在の日本の構造的問題の一部が類似している。世襲議員はまさしく、元老院でしょ〜。市民特典もそう。でも、このつけはだれが払うのか?2013/01/10