内容説明
全国54基のこれまでの事故記録、耐震度、津波対策を検証。
目次
第1章 全国の原発と、その周辺地域の危険度を検証する(福島第一原子力発電所;福島第二原子力発電所;泊発電所;東通原子力発電所;女川原子力発電所 ほか)
第2章 いざというとき、何を信用すればいいのか(誰が原発の安全性を保障するのか;ストレステストで安全が保障されるのか;化学工場と原子力施設の安全対策の違い;イザというときの原発作業員の心構えが住民を救う;原発が爆発したら「遠くに逃げろ」の大きな間違い ほか)
著者等紹介
武田邦彦[タケダクニヒコ]
1943年東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学学科卒業。工学博士。専攻は資源材料工学。旭化成工業ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を経て、中部大学総合工学研究所教授。名古屋市経営アドバイザー。内閣府原子力委員会および安全委員会の専門委員、文部科学省科学技術審議会専門委員を歴任。東日本大震災以降、福島第一原発事故に関して解説を加える自身のブログは、1日40万件を超えるアクセスがあり、大反響を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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どりたま
1
全国の原発の季節ごと(月単位)の風向きが掲載されています。自分の住んでいる地域の危険度を調べるには非常に役に立つと思います。国は当てにできない(SPEEDIの結果すら隠していた。)のでこのような情報をどんどん発信して欲しいと思いました。2012/02/17
ぼんちゃん
0
そうか、そうか、おいらの町は直撃ね。悲2012/06/20
nat0001
0
風向きがわかりやすく載っていて、参考になる2012/05/13
Naohito Yoda
0
武田先生いわく 風向きが一番肝心である ということで、 日本全国の原発一つ一つの 月々の風の予想を書いてくれています。 また、過去にあった 事故や故障なども 書いており、 想像していた以上に 原発の管理の未熟さや 事故の多さに驚いた・・・・ あと、地震に本当に弱いことが びっくりです2011/12/03
おさけ
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この本を読むと原発からどこに住んでいようと逃げる事はできない 十年たった今も変わることはない 電力会社の隠蔽体質も全く変わっていない 利権で飯を食う連中がのさばる日本社会の根本を考える必要がある いつもどんな本を読んでも結局ここに行き着く2021/03/17