内容説明
ひろさちやと追う思索の旅。「老・病・死」への問題意識から、「四諦」「八正道」「十二縁起」の教えまで、偉大なる思想家、ゴータマ・ブッダの思索の跡を追う。
目次
第１章 ゴータマ・シッダールタという思想家
第２章 「老」「病」「死」への問題意識
第３章 ゴータマ・シッダールタの覚醒
第４章 悟りにいたるまでの道筋
第５章 なにものにも縛られずに「生きる」ということ
第６章 心を解き放つブッダの教え
第７章 縁起のメカニズムを知る
第８章 今を大切に生きるということ
著者等紹介
ひろさちや［ヒロサチヤ］
１９３６年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科を卒業後、同大学院博士課程を修了。１９６５年から８５年まで、気象大学校教授を務める。仏教を中心に宗教をわかりやすく説く啓蒙家として知られる。難解な仏教思想を、逆説やユーモアを駆使してやさしく説く語り口は、年齢・性別を超え、幅広い支持を得ている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なおじん
3
☆3因縁がすべてである事実。方便（一歩一歩歩く）を心に留めて前に進もうと、改めて思いました。2015/05/06
かっぱ
2
人はなぜ苦しむのか。それはがんばるから。老病死、思うがままにならないことをなんとかしようとするから苦し居。思うままにならないという真理を明らかにし、それを認めることから始める。出世したい、お金が欲しいとがんばると、成功したら誰かが不幸になるのが世間の仕組み。傲慢にならず、成功の裏にある弱者に「すまない」という気持ちを持ちなさい。できれば世間のルールから自由になることを目指してみよう。 過去を追わず、未来（結果）を願わず、今できることに集中して、楽しむこと。 だって、明日死ぬかもしれないんだから 2014/08/15
k_jizo
2
★★初めて仏教系の本を読んだが分かりやすかった2014/01/17
Hina Tomiishi
1
ブッダをひとりの人間としてとらえて解説されているので、他の教えの本とはひと味違うように思う2019/09/16
タロウ
1
仏教に対して特に思い入れがある訳ではないが、何となく書店で手にとった一冊。「ブッタの教えがよくわかる」とタイトルにある通り、仏教の基本が平易な表現で記されている。ただし、表現が易しいからといって、理解しやすいという訳ではなく、正直に言って哲学的すぎて良く分からない点は多々あった。それでも、ブッダの教えは現代に生きる我々にとっても大切な指針となることを改めて思わされた。大切なことはいつの時代でも変わらない。つきなみだが「今を大切に生きる」ということだ。2014/09/21
