暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784537256406
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

内容説明

アメリカ発の金融恐慌で、国家は暴走し、世界は新統制経済体制に突入する!世界帝国アメリカの凋落と勃興するロシア―。ドル亡き後の世界で、国家、そして民族は、どのように変貌するのか?今、明かされる政治、経済、金融、外交、民族思想、宗教の真実。言論界の両雄が語りつくす衝撃の対論本。

目次

序章 アメリカ大統領選に隠された真実―ユダヤ・ロビーを無視して国際情勢は認識できない
第1章 アメリカ・ドル覇権の崩壊で「恐慌化」する世界―1929年の「世界大恐慌」を凌ぐアメリカ発の金融危機の正体
第2章 秘密結社の実像 西欧を動かす民族思想と宗教―キリスト教に反旗を翻した集団の思想的系譜
第3章 ロシアの野望と裏で操る2大勢力―実力者プーチンとユダヤ・ロビー、アルメニア・ロビーの暗躍
第4章 グルジアで発火したロシアとアメリカの「熱き戦争」―第三次世界大戦への発火点となるか?グルジア軍事衝突の実像
第5章 劣化し、暴走を始めた日本の行方―アメリカと官僚に乗っ取られた日本国は「新統制経済国家」へと転落する

著者等紹介

副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
評論家・常葉学園大学教授。1953年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、代々木ゼミナール講師を経て現職。副島国家戦略研究所主宰。政治思想、金融・経済、歴史、社会時事評論などさまざまな分野で真実を暴く。「日本属国論」とアメリカ政治研究を柱に、日本が採るべき自立の国家戦略を提起、精力的に執筆・講演活動を続けている。タブーを恐れない歯に衣着せぬ発言に、カリスマ的な人気を誇る

佐藤優[サトウマサル]
作家・起訴休職外務事務官。1960年、東京都生まれ。同志社大学神学部卒業。同大学大学院神学研究科修了後、1985年に外務省入省。在英日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館勤務を経て、1995年より、外務本省国際情報局分析第一課で主任分析官を務める。インテリジェンスのエキスパートとして対ロシア外交の最前線で活躍、「外務省のラスプーチン」の異名をとる。2002年、背任と偽計業務妨害容疑の「国策捜査」で逮捕され、512日間勾留。2005年2月、東京地裁で執行猶予付きの有罪判決を言い渡され控訴したが、2007年1月、東京高裁で控訴棄却。現在、最高裁に上告中。外交官としての経験と圧倒的な知識を活かし、雑誌・新聞などに多数の連載を持つなど、言論界の雄として多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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りり

9
二人はどの辺りの知識を持つ読者を想定して対談しているのであろうか?グルジアとフランスの関係を聞いて「なるほど」とか深く頷く読者とかでないと、内容が多すぎて訳がわからないだろう。勿論私は一回読んだくらいではサッパリだ。とりあえず分かったのは、この本が書かれた時点で、アメリカの凋落が二人には当然見えていたということだ(平成20年)。地政学的な知識を前提に、宗教とユダヤ人の見えない影響力と佐藤優氏おハコのロシア情勢を絡めて世界を読む二人である。副島隆彦氏の本を初めて読んだのだが、大変頭脳が鋭いタイプの人のようだ2015/03/19

芸術家くーまん843

9
国際情勢について現在の分析から未来を予測するものになっている。本の中では副島さんはオバマ大統領の失脚とヒラリー大統領の誕生を予想している。情報を集めて時代を読むという作業をされている、現在から未来を知ることができると思う一冊。2014/04/10

KASAO

7
少数の人間の力で世界が動かされているとはどういうことなのか、参考に読んでみたけど、この本にあるようなことが本当に起こるのか、起ころうとしているのか、自分の知識では何とも言えない。勉強の必要を実感した。2013/01/27

河合晋輔

5
枝葉末節にこだわらずに読んでみると面白い。大枠で世界を見ることのポイントがよくわかった。2014/12/29

叛逆のくりぃむ

4
 混ぜるな危険の二人による対談本。怖いもの見たさで読んだが、程よい化学反応がなされてゐて興味深かった。佐藤優さんが、副島隆彦さんの学識的な部分をうまく引き出してゐて面白かった。2012/11/26

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