内容説明
日本史に名を残す人物の中には表と裏の顔を併せ持つ人物が数多くいる。額田王、紫式部、北条時宗、武田信玄、平賀源内などなど、色と欲に彩られた英雄・名将たちの知られざる意外な素顔を描く。
目次
紫式部―名著『源氏物語』は、実は式部の創作ではなかった!?
貝原益軒―誰のための女大学であり養生訓であったのだろうか
紀伊国屋文左衛門―彼の富を喰いつぶせと仕掛けた幕府の奸計とは?
武田信玄と勝頼―過激な傭兵に領民は青息吐息―万卒枯れた甲斐軍団の怪
額田王―古代の皇子たちを悩殺した歌姫の“相聞歌”は?
平賀源内―讃岐が生んだ一代の奇傑も、時代を先取りしすぎて失敗
お岩と鶴屋南北―身も凍る“四谷怪談”が出来上がるまで
榎本武揚―今浦島の思いも束の間、留学帰りの彼の目に映ったものは?
琵琶法師 芳一―平家の怨霊にとりつかれた芳一が失ったものは?
玉藻前―鳥羽上皇を寵絡する彼女は、妖狐金毛九尾の化身だった!
北条時宗―二万五千余のモンゴル軍を迎え撃つ鎮西奉行の秘策とは?
いま一つの忠臣蔵―吉宗の秘策から生まれた『仮名手本忠臣蔵』とは?
小野お通―信長、秀吉、家康に大切にされた女の謎の生涯
怪談・番町皿屋敷―お菊と青山播磨も逃げだす皿屋敷の由来と狙い
天草四郎と金鍔次兵衛―救世主を担ぎだして幕府と対決した怪男児・次兵衛とは?