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ガロアの生涯―神々の愛でし人 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 403p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535786202
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3041

内容説明

激動のフランス7月革命を経て20歳で逝った天才数学者の生涯を、豊かな構成力とスピード感ある名訳で描く。

目次

1 帝王と数学者
2 ルイ=ル=グラン中学校の反乱
3 “ぼくは数学者だ”
4 迫害
5 七月革命に際して
6 “ルイ・フィリップのために乾杯”
7 サント=ペラジー監獄
8 自由の回復

著者等紹介

インフェルト,レオポルト[インフェルト,レオポルト][Infeld,Leopold]
1898年‐1968年。ポーランドの物理学者。幼少より科学に興味を持ち、アインシュタインの影響を受ける。1936年、アメリカに亡命し、プリンストン高等研究所で本格的にアインシュタインの仕事を助けた。1950年にポーランドに帰り、晩年まで後進の指導に当たった

市井三郎[イチイサブロウ]
1922年‐1989年。大阪大学理学部卒業後、51年から3年間、マンチェスター・ロンドン両大学で哲学を学ぶ。54年、愛知教育大学助教授。61年‐89年、成蹊大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazehikanai

16
人が人を見るとき、特異性にまず目を向ける。自分にはないところに目がいく。そんな気がする。ガロアの生涯はその意味であまりに劇的に見える。本当にそうだろうか。数学者としての偉業はよくわからないが、ガロアが見せる狂気、不器用さ、不運な巡り合わせ、感情の起伏に大いに共感。そして、惨めな死が目前に迫った人生の最後に見せた輝き。読んでいて中弛みがあったが、最後は畳み掛ける。創作部分も多いというが、もっと読まれるべき本だと思う。ガロアはいたって普通の人間で、みんなそんなに変わらないと感じた。彼はただ天才だっただけだ。2015/10/14

Steppenwolf

2
本書が未だ現役であるというのはひとえにガロアの魅力によるのであろう。夭逝した天才に関する資料は十分といえず作者インフェルトはある程度想像で補うしかなった。驚嘆すべきはガロアの天才が目覚める部分である。乾いたスポンジが水を吸い取るかのように難解な数学を吸収理解するのである。この様な状況は天才に共通なのであろう。「時間がない」の言葉と共に遺書の如きメモが数学に新しい概念が持ち込んだのである。 本書の登録数が,全ての版をたしてもしれているのはどういうことであろうか。もっと読まれるべき本である。2010/10/28

やいとや

1
伝記というには余りに乱暴な「小説」。数学者ガロアの生涯、という切り口で読むと不満が残るだろうが、それを作者は「革命家ガロア」という貌を浮き上がらせようとし、それ故に物語は酷くロマンティックだ。介添人を立てる筈の決闘の「後に」単身見付かった事、異様に死を意識した決闘前の手紙の数々に「謀殺説」を見る著者の筆致は中々華麗で素晴らしい。「若いガキだからじゃね?」とは思いもするが(笑)。故に、この異形の作品は、純粋たる青春小説として読むべきではないかなぁ、と思う。このようには既に生きられない中年として。2017/11/04

tetsuya

1
小説仕立てで面白いが、あまりに誤字脱字が多い。2015/12/19

えみー

1
端的に言って、ガロアが若くして死んだのは運命だったし、もう少し言えば、自業自得だったのだなあと思いました。 (この本は脚色をかなり含んでおり、特に死の真相については不明点が多いので断言は出来ませんが)2015/05/11

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