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軍隊のない国家―27の国々と人びと

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535585355
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3032

内容説明

世界には軍隊のない国家がたくさんある。なぜ、どのようにして軍隊を持たないようになったのか。外交や安全保障はどうしているのか。軍隊を持たないことが内政にどのような影響を及ぼしているのか。軍隊を持たないコスタリカの教育重視は有名だが、他の諸国はどうであろうか。社会のあり方、人々の暮らしに何か特徴や共通点を見出すことができるだろうか。こうした関心も持ちながら、各国を訪ね歩いた記録が本書である。

目次

序章 なぜ軍隊のない国家か
第1章 隣国には軍隊がない―ミクロネシア(史上初の非核憲法―ミクロネシア連邦;親日で知られるパラオ―パラオ共和国 ほか)
第2章 非核の南太平洋を―ポリネシア(非核条約をつくる―クック諸島;太平洋の岩―ニウエ ほか)
第3章 戦争の記憶をめぐって―メラネシア(日本兵餓死の島―ソロモン諸島;女性がつくった憲法―ヴェヌアツ共和国)
第4章 軍隊のないイスラム国―インド洋(豊かな虹の国―モーリシャス共和国;100%イスラム教―モルディヴ共和国)
第5章 大国の狭間で生きる―ヨーロッパ(700年の平和の旅―アンドラ公国;城塞に囲まれた共和国―サンマリノ共和国 ほか)
第6章 自由と独立を求めて―中米・カリブ海(ハミングバードの聖地―ドミニカ国;二つの革命の記憶―グレナダ ほか)
終章 憲法第九条を活用するために

著者等紹介

前田朗[マエダアキラ]
1955年札幌生まれ。中央大学法学部、同大学院法学研究科を経て、東京造形大学教授(専攻:刑事人権論、戦争犯罪論)。日本民主法律家協会理事、在日朝鮮人・人権セミナー事務局長、アフガニスタン国際戦犯民衆法廷共同代表、イラク国際戦犯民衆法廷共同代表、イラク世界民衆法廷国際コーディネータ、無防備地域宣言運動全国ネットワーク呼びかけ人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YUTAKA T

7
太平洋上の小島の国とか中米の小国とかヨーロッパの小国とかだが、それでも世界で27もの国々が軍隊を持っていない。中には憲法で軍隊を持たないと明記した国もある。日本は戦争をしない平和憲法を持つ非常に特殊な国だと考えていたし、こういう日本のような国が他にあるなんて考えてみたこともなかった。そして日本はやがて自衛隊を強化して国防軍にすべきという意見もあると思うが、そうではないと思うようになった。日本の平和憲法の先を正々堂々と歩んで行く国々がこれだけあるんだと感心した。日本もこの27の国々と共に行くべきだと思った。2016/05/24

きいち

4
出版の意図とは本末転倒なのだが、地理が好きで小国ネタが大好物の自分にとっては、キリバスやクック諸島、アンドラ、セントルシアの歴史や政治が読めるというだけでありがたい。そして、軍隊が必要ないんだから無くても特に問題ないよね、という国が少なくとも1割はあって、しかも増えている、というのは厳然たる事実。ある程度の規模を、例えばコスタリカのようにソーシャルキャピタルの強さがあれば乗り越えられる、ということもわかる。2012/03/15

かわのふゆき

4
著者のイデオロギーについては、相容れない考えの人も多いかと思うが、それを抜きにして、軍隊の無い国がどのようにそうした国体をとることに至ったかということを概略でも知っておくのは悪くは無いことだろう。2009/12/13

Shuhei Ueno

1
ちっちゃい国だしなあ、と思ってしまう。数の問題だっていうのは論理的じゃないですし。 日本人は平和主義者多いけど、意外と自衛隊に肯定的なのが不思議と気付いたら実に不思議。2014/10/03

メルセ・ひすい

0
10 31 軍隊があっても意味がない????国もある。 ただのリスト ・・ 無いという意義は??? 世界には「軍隊のない国家」が27カ国ある。なぜ軍隊をもたないのか、外交や安全保障はどうしているのか、社会のあり方、人々の暮らしに特徴や共通点を見出すことはできるのか。すべての国を訪ね、調査研究した記録。2008/09/10

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