「死にたい」に現場で向き合う―自殺予防の最前線

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「死にたい」に現場で向き合う―自殺予防の最前線

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535564039
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C3011

出版社内容情報

「死にたい」という告白の底にある「本当は生きたい」をいかに汲み取るか。さまざまな支援現場のリアルな実践知がここに。

内容説明

本当は生きたい。「死にたい」「助けて」その必死の告白の背後にある思いをどう受け止め、支援するか。コロナ禍での自殺対策を問う対談を収載。

目次

総論:「死にたい」の理解と対応(松本俊彦)
地域における未遂者支援の現場から(奥田由子)
身体愁訴の背後にある「死にたい」を見逃さない―プライマリ・ケアの現場から(宮崎仁)
緩和ケアの現場から(新城拓也)
生活困窮者支援の現場から(的場由木)
障害者就労支援の現場から(江田暁子)
借金問題・債務整理の現場から(木下浩)
児童養護施設で出会う「死にたい」(内海新祐)
困難を抱える女子中高生への支援の現場から(仁藤夢乃)
HIV陽性者支援の現場から―MSM(男性とセックスをする男性)への支援を中心に(生島嗣)
犯罪被害者と向き合う―「死にたい」とつぶやくとき(新井陽子)
薬局における自殺予防ゲートキーパー活動(向井勉)
電話相談の現場から(村明子)
インターネット・ゲートキーパー活動の現場から(伊藤次郎)
僧侶による支援の現場から(前田宥全)
対談 子ども・若者の自殺対策のこれから―コロナ禍が浮き彫りにした課題(渋井哲也×高橋聡美 松本俊彦(司会))

著者等紹介

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院にて臨床研修修了後、国立横浜病院精神科、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科を経て、2004年に国立精神・神経センター(現、国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所司法精神医学研究部専門医療・社会復帰研究室長に就任。以後、同研究所自殺予防総合対策センター自殺実態分析室長、同副センター長を歴任し、2015年より現職。2017年より国立精神・神経医療研究センター病院薬物依存症センターセンター長を併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ykshzk(虎猫図案房)

20
「死にたい」の告白の背後にあるのは「本当は生きたいけれど」。身近に少し不安な人が居るのと、長年精神病棟に入っている友人と文通しているので読みました。間違っても私が彼らの何かの役に立てるとは思わないけれど、役に立つ、立たないではない、ニュートラルな隣人でありたいと思う。TVでもよく見かける松本先生の総論は、現場で向き合う人でなくとも読んでよいと思える内容。良い悪いを決めつけないこと、自殺するすると言っているやつに限ってしない、というような俗説は信じないこと。 2022/07/04

Lisa Tada

5
ホームレス支援のボランティアを一人でやっていますが、衣食住の欠乏を心配しているのではなく、私がやりたいのは、自殺予防なんだと気づかせてくれました。ゲートキーパーの講習受けようかなと。2021/05/07

せい

4
町の普通の内科、薬局、児童の社会的養護施設、colabo、山谷のNPO、障害者就労支援事業所、こころの電話相談、HIV陽性者支援NPOなどなど、自殺予防と聞いてすぐ思いつくところから意外なところまで、様々な現場の支援者からみた「自殺したい」という訴えにどう応答するかの話がいろいろ。今のところ国の方向性もあんまり定まっていないし精神科の医師でも自殺予防を系統的に学ぶことがないなど日本の自殺予防施策・医療は心許ないレベルであるらしいが、それゆえにそれぞれの現場の経験知から学べることは多いと感じた。2023/01/06

くろすけ

4
援助者として正しい態度は「自殺の是非は誰にもわからない」という中立的なもの。自殺リスクの高い患者ほど援助者に挑戦的な態度をとり、孤立を深め、自らの自殺リスクを高めてしまう。患者と援助者の治療同盟は、死なない約束ではなく、次回の面接や死にたくなったら連絡するという約束のこと。一人の人間には多くの「分人」が同居し、相手により使い分けられる。分人の一人から「死なせてほしい」と頼まれたからといって、分人全てが死に同意しているわけではない。相談初期でK6の活用やトラウマ治療「PE療法」など参考になる。2022/04/24

Asakura Arata

4
コロナ禍で、死にたいと思っていた若者が行動に及ぶようになり、顕在化してきたような感じがする。仕事の場でも若年女性の企図が明らかに増えている印象にある。ここに執筆されている方々のご苦労でなんとかその悪化の速度がゆるくなっているのだろう。今後まとまった数字がでてきて、我々は愕然とするのかもしれない。速度をゆるくするために微力ながらお手伝いができたらと思う今日このごろである。2021/03/07

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