出版社内容情報
「死にたい」という告白の底にある「本当は生きたい」をいかに汲み取るか。さまざまな支援現場のリアルな実践知がここに。
内容説明
本当は生きたい。「死にたい」「助けて」その必死の告白の背後にある思いをどう受け止め、支援するか。コロナ禍での自殺対策を問う対談を収載。
目次
総論:「死にたい」の理解と対応(松本俊彦)
地域における未遂者支援の現場から(奥田由子)
身体愁訴の背後にある「死にたい」を見逃さない―プライマリ・ケアの現場から(宮崎仁)
緩和ケアの現場から(新城拓也)
生活困窮者支援の現場から(的場由木)
障害者就労支援の現場から(江田暁子)
借金問題・債務整理の現場から(木下浩)
児童養護施設で出会う「死にたい」(内海新祐)
困難を抱える女子中高生への支援の現場から(仁藤夢乃)
HIV陽性者支援の現場から―MSM(男性とセックスをする男性)への支援を中心に(生島嗣)
犯罪被害者と向き合う―「死にたい」とつぶやくとき(新井陽子)
薬局における自殺予防ゲートキーパー活動(向井勉)
電話相談の現場から(村明子)
インターネット・ゲートキーパー活動の現場から(伊藤次郎)
僧侶による支援の現場から(前田宥全)
対談 子ども・若者の自殺対策のこれから―コロナ禍が浮き彫りにした課題(渋井哲也×高橋聡美 松本俊彦(司会))
著者等紹介
松本俊彦[マツモトトシヒコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院にて臨床研修修了後、国立横浜病院精神科、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科を経て、2004年に国立精神・神経センター(現、国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所司法精神医学研究部専門医療・社会復帰研究室長に就任。以後、同研究所自殺予防総合対策センター自殺実態分析室長、同副センター長を歴任し、2015年より現職。2017年より国立精神・神経医療研究センター病院薬物依存症センターセンター長を併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ykshzk(虎猫図案房)
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