博士の奇妙な成熟―サブカルチャーと社会精神病理

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535562868
  • NDC分類 493.71
  • Cコード C3047

内容説明

思春期の問題は入口がいくつもあって、出口がひとつしかない迷路だ。「ニート」から「うつ病」まで精神医学の難点を成熟とサブカルチャーを軸に解きほぐす。

目次

終わらない思春期―対人関係の欠落がいかに「成熟」を阻害するか
サブカルチャーとともに大人になること
「ニート」など存在しない
「おたく」であることの困難と希望
サブカルチャーとボーダーライン
メディアとペドフィリア―ロリコン文化はいかに消費されたか
パラサイト・シングル
「追っかけ」と自罰パラノイア
持続のために叱る、ということ
なぜ「精神分析」か?
「解離とはなにか」とはなにか
「再帰性うつ病」の時代
「心のカゼ」と操作主義
隠喩的病因論と分裂性分析

著者等紹介

斎藤環[サイトウタマキ]
1961年岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程卒業。医学博士。現在、爽風会佐々木病院精神科医長。専門は思春期精神医学、病跡学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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