自殺予防の認知療法―もう一度生きる力を取り戻してみよう

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  • サイズ A5判/ページ数 245p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535562240
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C3011

内容説明

自殺願望に悩まされているあなたへ。そのような人を心配しているあなたへ。日々の臨床で自殺予防に携わっている専門家の方へ。

目次

第1部 自殺(そして自分自身)について知っておくべきこと(自殺は恐ろしげで不快な言葉;あなたは自殺の危険が高い人か? ほか)
第2部 自分ができること(第1段階:危機を生き延びる;第2段階:自分自身を知る(思考と感情) ほか)
第3部 結び:哲学も重要(人生に期待してもかまわない)
第4部 付録(心配している家族や友人のための手引き;資料)

著者等紹介

エリス,トーマス・E.[エリス,トーマスE.][Ellis,Thomas E.]
マーシャル大学心理学部(米国ウェスト・バージニア州ハンチントン)教授。米国心理学会・フェロー、アルバート・アインシュタイン研究所・準フェロー、認知療法学会・創設フェロー。米国自殺予防学会の学会誌Suicide and Life‐Threatening BehaviorとJournal of Rational‐Emotive and Cognitive‐Behavioral Therapyの編集委員。米国自殺予防学会臨床部会・元会長

ニューマン,コリー・F.[ニューマン,コリーF.][Newman,Cory F.]
認知療法センター所長、ペンシルバニア大学(米国ペンシルバニア州フィラデルフィア)医学部精神科心理学教授。米国専門心理学会・認定心理士、認知療法学会・創設フェロー。心理療法の結果に関する大規模調査を計画する上での主任セラピストおよび指導研究者を歴任

高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1979年、金沢大学医学部卒業。東京医科歯科大学、山梨医科大学、UCLA(フルブライト研究員)、東京都精神医学総合研究所を経て、2002年より防衛医科大学校教授。医学博士、精神科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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plum

2
Choosing to Live -How to Defeat Suicide through Cognitive Therapy- 自殺(そして自分自身)について知っておくべきことと自分ができることがまとめてある。ゆっくりとサバイバーの言葉の変化を待つ暖かな姿勢を感じる。ワークあるいは資料としての長所と短所パタン,思考の歪曲(ベック)やABC理論(エリス)を踏まえたうえでTEST過程(反応収集→思考検討→思考置換→試行)を提唱する。2017/03/26

みどりむし丸子

0
プラス変化のプロセスとして、まずは自殺に対する偏見をなくす作業。自殺願望はそう特別なことでもなく、起こり得ることだと認識する。次に、問題解決方法を自殺ひとつに絞ってしまっている頭の向きを変え、様々な視点からでも問題解決可能ということを知る。そして次に、他者の力を借りることは恥ずべきことではないと理解する。   自殺は、その人の中の深刻な問題を解決する1つの方法かもしれないが、それだけに固執して他の方法が見えなくなる。白か黒かの二択となり、問題解決力が弱くなることがある。2016/04/29

イワトコナマズ

0
自殺を防ぐという観点から、認知療法の利用する効果や方法が解説してあった。対象としている読者は、自殺の危険がある人本人とその周囲の人である。 2012/10/20

ふゆふゆ

0
自殺を考えている人(私も以前は自殺を考えてはいたが)に対して出来ることについて自殺に対する長所と短所を考える、自分の思い込みが事実なのか試すことを恐れない、本当に精神疾患を患っている可能性がある場合は精神医療を頼るなど多種多様なアプローチが記されていた。2023/05/06

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