アミティ・「脱暴力」への挑戦―傷ついた自己とエモーショナル・リテラシー

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535561885
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

テロ、戦争、犯罪、虐待、DV、自傷、薬物依存…その根源は、私たち一人ひとりの中にある。過去の被害・加害体験に自ら向き合わせる「アミティ」の理論の実践から、エモーショナル・リテラシーを個人で、社会に育てよう。

目次

第1章 エモーショナル・リテラシーをひらく(閉ざされた感情との出会い―エモーショナル・リテラシーへの道程)
第2章「隠された過去への叫び」を聴く(「子どもを殺してしまう!」おびえがカルトにのめり込む理由でした―播悦子さんのお話を聴く;「どうか正常に戻りますように」私は、少年に気を送りつづけました―山口由美子さんを迎えて;「よい思い出がない」と気づいたとき、薬をやめようと思った。―幸田智恵さんのお話を聴く)
第3章 アミティのエモーショナル・リテラシー(アミティのまなざしとそのプログラム)
講演 更正プログラムにおける治療共同体アプローチ

著者等紹介

坂上香[サカガミカオリ]
1965年生まれ。映像ジャーナリスト。95年に取材でアミティと出会い、衝撃を受ける。以降、アミティ来日企画やアミティを学ぶ会の運営などにも携わる。犯罪の被害・加害、自分らしく生きられる社会、多様な家族のありかたなどをテーマに、ドキュメンタリー番組を制作してきた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tellme0112

10
映画「プリズンサークル」を見て、もう上映終わるから、と、人に勧めるのは書籍だとこの本を手にする。映画の裏にはこのような実践があったか…。幸い、プリズンサークルは来年も上映されるらしい。本題に戻る。途中苦しくなって何度も休憩を入れた。私の苦しみはここにあったか。私もまだ最初の苦しみを語ってはいないし、しかも、他人に語る必要がないようにすごそうと思ってる。苦しみを聞くのも、受け止める技術がいるのだろうな。感情の処理の仕方とか。距離の取り方とか。2020/12/27

こばまゆ

3
「ライファーズ罪に向き合う」から続けて読んだ。私は、児童虐待に興味があるが、子どもを助けるには、虐待する親の問題があるが、そこへの対応(ケア)が日本では、確立されておらず、どうしたらいいのだろう?と感じていたが、この本は、それを示唆する本でもある。アリスミラーの本も読んでみたくなった。2014/08/13

鈴木律

1
犯罪被害に遭ったことにふたをして成長した人が、その事実と向き合い、そのときに感じた感情を発することで、その痛みを乗り越えて前に進む、というアメリカ発祥の方法論。加害者が実は自身もかつて被害者だった場合が多くて、そういう負の連鎖を断ち切るためにも大事なことだと思うけど、アミティという方法が日本になじむかというと、いろいろ難しいかも、と思いながら読了。2020/07/17

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