目次
第1部 作られたワーキングプア(雇い止めと闘う非正規公務員;「常勤的非常勤」の怪―アンケート調査から;「恒常的臨時職員」の怪 ほか)
第2部 公共サービスの貧困(利用者、住民の安全はどこへ?―ふじみ野市営プール事故から;入札で際限のないダンピング競争;労働者の命を奪う―下請け、孫受けの労災事故 ほか)
第3部 官製ワーキングプアからの脱却(なぜアウトソーシングと直雇用非正規は拡大したのか?;重要情報満載!〇八年総務省「臨時・非常勤(全国)調査」を東京から検証する
国情研裁判から見通す訴訟の力と新しい運動 ほか)
感想・レビュー
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ドリアン・グレイ
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新古典主義というアメリカやイギリスなどでもてはやされているものが労働者を苦しめているという構図がここでも明らかとなる。判決の重要性などは分からないので飛ばしてしまったが、財政再建が叫ばれるなかで一方では任用という言葉で勤労の継続性をぶつ切りにして非正規労働者の生活を不安定にして他方では社会保障費を増やしていくというのは矛盾しているのではないだろうか。2015/03/18
wei xian tiang
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非正規問題は当然ながら正規問題の裏返しでありしわ寄せである。本書には正規職員の労働生産性の低さについての問題意識を感じられない…2013/05/14