教育と格差―なぜ人はブランド校を目指すのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 194p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535556072
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C3033

内容説明

公立か、私立か?家庭環境か、本人のやる気か?子どもの学力に影響があるのは、父親?それとも母親?教育と格差にまつわる諸問題を、独自のデータに基づき解き明かす。

目次

教育と格差を巡る話題
日本の教育
学歴形成と所得格差
学歴と昇進
学歴とエリート形成
学歴形成における家庭環境
家庭における教育
男の子と女の子
公立・私立の差による学校選択行動
教育への期待と学校選択行動
教育の地域格差
日本の教育制度
教育と格差はどの方向に進むか

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学経済学部教授を経て、2007年より、同志社大学経済学部教授

八木匡[ヤギタダシ]
1959年生まれ。名古屋大学大学院経済学研究科博士課程(後期課程)単位満了退学。1996年博士号(経済学)取得。京都大学経済学研究所助手、名古屋大学経済学部助教授などを経て、2002年より、同志社大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

9
賃金格差でした。金があればいいのかよ!2014/03/17

壱萬弐仟縁

6
官僚も政治家も出身大学が東大、京大、次いで早慶と棒グラフで一目瞭然(53-54ページ)。権力者はこういう大学の出身が多い。アカデミズムの世界も同様の傾向にある(56ページ~)。日本社会のブランド校信仰は、神話と化している。所属ではなく、人物を見ていただきたい、と就活などでいくら訴えたとしても、人事もまた、ブランド校出身者であれば、ブランド校で世襲化してしまう。この東大出の親からは東大の子ども、という教育からして格差固定の世の中で、ドラマがないので、面白くなくなる。教育にはドラマが必要で、無名もブランドへ。2012/11/12

わらび

1
卒論本。教育と学歴、所得、ポストなどお金(経済)的な面から格差を捉えた1冊。親が高学歴なら子も高学歴になりやすい、という仮説は多くの人の中にある共通認識である。しかし、それはデータに基づいた仮説ではない。この本はデータから様々な論を展開しているのでよい。2016/11/02

tk

1
橘木の本は(・∀・)イイ!!2011/12/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/320450
  • ご注意事項