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日本の幸福度―格差・労働・家族

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  • サイズ A5判/ページ数 284p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535555983
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

内容説明

GDPが増えても幸せは増えない日本―。ミクロ・データ分析により、日本人の幸せの姿を描き出す。

目次

第1部 幸福度研究の概観と日本人の幸福感(幸福の経済学の現状と課題;なぜあなたは不幸なのか;経済学における主観的データの意義と問題点)
第2部 労働・失業と幸福(労働は人々を幸せにするか?;失業と幸福度)
第3部 格差と幸福(不平等と幸福度;地域格差は本当に存在するか)
第4部 結婚・子育てと幸福(家庭内分業と結婚の幸福度:日米比較;ワーク・ライフ・バランスと女性の幸福度)
幸福度研究の課題

著者等紹介

大竹文雄[オオタケフミオ]
1961年生まれ。1983年京都大学経済学部卒業。1985年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。大阪大学博士(経済学)。大阪大学経済学部助手、大阪府立大学講師を経て、大阪大学社会経済研究所教授

白石小百合[シライシサユリ]
1963年生まれ。1986年上智大学外国語学部卒業。日本経済研究センター入社。2004年慶應義塾大学経済学研究科博士課程単位取得退学。大阪大学博士(経済学)。日本経済研究センター副主任研究員などを経て、横浜市立大学国際総合科学部教授

筒井義郎[ツツイヨシロウ]
1950年生まれ。1974年東京教育大学理学部卒業。1979年大阪市立大学経済学部2部卒業。1982年大阪大学大学院経済学研究科後期博士課程退学。経済学博士(大阪大学)。大阪大学経済学部助手、名古屋市立大学経済学部講師などを経て、大阪大学経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

34
日本人の幸せの決定要因を、実証的・経済学的に分析するのが目的の本(2頁)。幸福観の指標に、主観的幸福観happinessと生活満足度life satisfaction がある(10頁)。第2章の結論は、不幸な人の研究みたいになっているのが悲劇的。そういう人がいれば可哀想だし、居た場合、本研究は酷でしょう。20~40歳代の女性の幸福度:幸福度と生活満足度は、所得、消費水準が高く、有配偶であると上昇。既婚者が働いていると幸福度は低下し、非婚で働く人は幸福という結果(259頁)は、2016/05/15

スターライト

7
「幸福度」をキーワードにした読書、第3弾。本書は4部構成をとっていて、まず幸福度研究についての概観を紹介し、次に個人属性、社会的属性などの幸福度に影響を与える要因についての分析を紹介。続いて日本人の幸福感の特徴を明らかにし、労働と幸福の関係、経済格差・地域格差と幸福度、家族と幸福度といった角度から分析していく。幸福度研究のガイダンスに最適な内容となっており、ここで取り上げられた視点からさらに深めていくと理解が深まると思われる。2014/12/02

ひろき

5
日本人の幸福は何で決まるのか? 日本人の幸せは何によって決まるのか?それを経済学的に分析するのが本書の目的。労働と家庭の面から分析している。ある程度統計学の知識があると理解が深まる。労働は不効用をもたらすという従来の経済学に疑問符を突きつける。何によって幸福度が決まるか分析したはいいが因果関係が明らかになっていないのが、残念。幸福の経済学に興味があるなら是非一読を。 2011/06/29

がっち

4
データはあるが、根本的な問題がわかりずらい。因果関係のわるいとこであり、もうすこし経済学者ならそこをもっと基礎付けしていったほしいと思った。2013/06/02

ブルーローズ

4
2月16日読了。経済学的な分析なので、先行論文や統計資料がてんこ盛り。調査する人の立ち位置によって、仮説と結果が変わってくるので腑に落ちるかそうでないかは・・・ お急ぎの方は提示された問題意識と結論だけでも。誰かに大変なことをやってもらっている人はおおむね幸せそうですよ。2012/02/20

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