日本型農業の活路―市場開放時代の食と農を考える

日本型農業の活路―市場開放時代の食と農を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535550063
  • NDC分類 611.021
  • Cコード C3061

内容説明

守りの農業から攻めの農業へ。ウルグアイ・ラウンドの農業合意によって認められたコメ関税化猶予の6年間を無為にすごしたのでは、日本農業はほんとうにダメになってしまう。農業再生の道はこれしかない。

目次

第1章 平成コメ騒動の教訓(飽食慣れの消費者に警鐘;失政が招いたコメ不足騒ぎ;弱化した異常気象への抵抗力;災いを転じて福とせん)
第2章 ウルグアイ・ラウンド決着で総市場開放体制へ(農業合意を検証する;早急にコメ関税化宣言を;知らしむべからず寄らしむべし;問われたのは日本の生き方;吹き荒れたマスコミ批判)
第3章 新農政はウルグアイ・ラウンド対策たりうるか(新農政の新しい考え方;動き出した新農政;法人化のすすめ;目玉を欠く中山間地域対策;食管改革で稲作に活気を)
第4章 日本型農業の構築を急げ(複合経営で垂直的な拡大;集団の力を生かして;企業の活力を導入しよう;自治体農業で活路を;農協の意識改革が不可欠)
第5章 食と農を見直そう(量・質ともに不安な食糧供給;環境と安全に配慮した農業を;強まる消費者との連帯)