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私の最高裁判所論―憲法の求める司法の役割

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535519510
  • NDC分類 327.122
  • Cコード C3032

内容説明

司法よ、一歩前へ出よう。「裁判所の背中を押すのは、国民の声である。」顔の見える裁判官として活躍した元最高裁判事が語る司法の役割。

目次

1 司法の原点を求めて(明治憲法下で司法権の独立を目指した裁判官;最高裁の誕生を担った人々)
2 私と最高裁判所(最高裁の機能の強化に向けて―制度上の問題を考える;違憲審査権の役割―違憲審査権行使上の問題を考える;最高裁判決で語った私の意見)
3 司法をひらく(これからの司法の役割)

著者等紹介

泉徳治[イズミトクジ]
1939年福井県生まれ。1961年京都大学法学部卒業。1961年司法研修所入所。1963年東京地方裁判所判事補。1970年ハーバード・ロー・スクール卒業(L.L.M.)。金沢地方裁判所判事、最高裁判所人事局任用課長、東京地方裁判所判事、東京地方裁判所部総括判事、最高裁判所調査官、最高裁判所秘書課長兼広報課長、最高裁判所民事局長兼行政局長、最高裁判所人事局長、最高裁判所事務次長、浦和地方裁判所長、最高裁判所事務総長、東京高等裁判所長官を経て、2002年最高裁判所判事(11月~)。2009年退官(1月)。現在、弁護士(TMI総合法律事務所)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

2
昭和38年に東京地裁判事補に任官後、最高裁判事務総局で22年働き、最高裁判事も務めた著者による、戦前・戦後の司法制度(司法の独立を中心とする裁判官についてが主)、自身が関わった判決に関するコメント、そして今後の司法制度(主として法曹養成)に関する私見がまとめられている。全体として堅いが、司法制度史のテキストとして有効かと思われる。2014/09/14

桑野

0
【へ〜!と思ったポイント】 ・終戦後、裁判官はほとんど公職追放されていないこと。 ・日本の最高裁の定員15名は国際的に見てもかなり少ないこと(しかも憲法判断とそれ以外の裁判が分かれておらず全部引き受けなくてはならないので超忙しい) ・国民審査の際、用紙の一番先頭に名前が印刷された裁判官は『×』をもらいやすい傾向があること(そんな気分的なノリで書く人が多いの!?) ・著者は裁判官が個別に意見を述べることが重要と考えているが、現在の制度では個別意見を出しづらく、多数派共同意見に流れやすいこと。2022/06/12

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