取調べの可視化へ!―新たな刑事司法の展開

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535518360
  • NDC分類 327.63
  • Cコード C3032

目次

1 「取調べの可視化」を語る(司法面接と可視化;裁判官の目からみた「可視化」の効用;「可視化」論の誕生と展望;改ざんされた取調べテープ)
2 録音で示す日本の取調べ(佐賀北方事件―一部録音の危険性;高野山放火事件―暴かれた偽証;足利事件―隠されていた録音テープ;大阪府警東署事件―明らかになった自白強要)
3 世界の「可視化」の現状(オーストラリア30年の道のり―取調べビデオ録画と刑事裁判;韓国検察庁における取調べ録画制度の概観;取調べの録音/録画を義務づけるアメリカ諸州の法制度;取調べの可視化における「映像のあり方」;イギリス、公正さを確保する可視化;世界の「可視化」状況について)
4 資料編(身体拘束下における取調べの録画・録音に関する警察の経験;マサチューセッツ州―取調べ録音/録画ガイドライン例)

著者等紹介

指宿信[イブスキマコト]
成城大学法学部教授。1959年京都市生まれ。北海道大学大学院博士課程単位取得退学、法学博士。鹿児島大学教授、立命館大学教授等を経て、2009年4月より現職。専門は、刑事訴訟法、法情報学。手続打切り、証拠開示、誤判原因、取調べなどを中心として研究をおこなう。現在、法と心理学会副理事長、情報ネットワーク法学会副理事長を務める。また、学会誌「法と心理」(日本評論社)編集委員長、季刊「刑事弁護」誌(現代人文社)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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