内容説明
年齢・障害・性的指向等の「理由」、採用・住宅入居等の「局面」、間接差別等の「形態」において、理念なく拡大を続ける差別概念。このままでは、差別禁止法は混沌の中に埋没していくのではないか?日米比較をベースにした多角的な考察と提言。
目次
第1部 序論―本書のストーリー
第2部 総論―問題の整理と新しいアプローチ(差別はなぜ禁じられなければならないのか;アメリカは何をしてきたか;経済学からのアプローチ;心理学からのアプローチ;哲学からのアプローチ;人事管理からのアプローチ)
第3部 各論―日米比較を中心に(年齢差別;障害者差別;性的指向に基づく差別―雇用の局面を中心に;美貌・容姿・服装・体型―「見た目」に基づく差別;雇用における男女差別―日本における雇用差別禁止法の現状と課題;社会保障における男女差別)
第4部 企業の現場から―多様性が生み出すパワー、最先端の実例(ベネッセコーポレーションの仕事と生活の両立支援策;資生堂の目指す男女共同参画―社員と会社が共に成長できるワーク・ライフ・バランスへの取組み;横河電機グループの障害者雇用)
第5部 終論―新展開の方向性
著者等紹介
森戸英幸[モリトヒデユキ]
上智大学法科大学院・法学部教授。弁護士(幸橋法律事務所、東京弁護士会)。東京都労働委員会公益委員。厚生労働省「企業年金研究会」座長。専門は労働法、企業年金、社会保障法
水町勇一郎[ミズマチユウイチロウ]
東京大学社会科学研究所准教授。専門は労働法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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