水俣病の民衆史〈第5巻〉補償金時代1973‐2003

個数:

水俣病の民衆史〈第5巻〉補償金時代1973‐2003

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月17日 07時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 614p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535065215
  • NDC分類 519.12
  • Cコード C3321

出版社内容情報

補償金時代には、人間としての闘いは影が薄くなり、補償金を得ることが闘争の目的になっていく。闘争の変質と患者の苦しみを記す。

第一部 補償金を中心に回る世界

第一章 加害者にとっての補償金――誰がどうやって払うか
第二章 被害者にとっての補償金――誰がどうやって得るか
第三章 村にとっての補償金――メダルの表が裏に、裏が表に

第二部 人間の深い物語

第四章 胎児性と小児水俣病患者たち
第五章 数奇な運命をたどって
第六章 申請患者団体の自民党支持者

第三部 お金の深い物語

第七章 利権としての水俣湾
第八章 利権としての水俣病

【著者紹介】
チッソ水俣工場第一組合元委員長

目次

第1部 補償金を中心に回る世界(加害者にとっての補償金―誰がどうやって払うか;被害者にとっての補償金―誰がどうやって得るか;村にとっての補償金―メダルの表が裏に、裏が表に)
第2部 人間の深い物語(胎児性と小児水俣病患者たち;数奇な運命をたどって;申請患者団体の自民党支持者)
第3部 お金の深い物語(利権としての水俣湾;利権としての水俣病)

著者等紹介

岡本達明[オカモトタツアキ]
1935年東京生まれ。1957年東京大学法学部卒業、新日本窒素肥料株式会社入社。1970~78年チッソ水俣工場第一組合委員長。1990年チッソ株式会社退社。編著書『聞書水俣民衆史』全5巻、草風館、1989~90年(松崎次夫と共編)(1990年度毎日出版文化賞受賞)。『水俣病の科学』日本評論社、2001年(西村肇と共著)(2001年度毎日出版文化賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

36
『水俣病の民衆史』第五巻は、補償金の時代を記す。まえがきで著者が述べているように、補償金の時代に突入したことで水俣病闘争は変質した。利益優先で垂れ流された有機水銀によって奇病を発症し、それをなかったものとする企業との闘いは人間存在の問題としてあり、水俣病認定はその証でもあった。しかし認定の目的が補償金となってしまったことによって、人間からお金の問題へとシフトしていったのだ。もちろん、理不尽な患者達が、それでなくても貧しい生活をさらに貧困へと加速させたチッソから補償金をもらうのは当然の話ではある。(つづく)2022/05/30

Hiroki Nishizumi

2
第四巻が動なら五巻は静、あるいは陽と陰。人間として闘っても被害の代償は金銭以外にはない。その矛盾が次々と明るみに出る。ねたみ、誹謗、差別は形を変えて尽きることが無い。やるせない。とにかくこのシリーズは一読では吸収しきれない。2016/10/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9779427
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。