内容説明
文章を書くのは、非常に頭を使います。脳のさまざまな場所にしまわれた記憶を取り出して、その組み合わせを考え、さらに文法的に正しいか検証しながら、文字を書いていくのです。脳の活性化には、適度な負荷を与えることが大事。文章を書くことは、若々しい脳をつくるのにピッタリな作業なのです。医者で作家の著者が教えるお金のかからない健脳法。
目次
Prologue 書くと記憶がよみがえる
第1章 文章を書くことはなぜ脳によいのか?
第2章 実践!脳を鍛える文章トレーニング
第3章 アイデアがひらめく脳のつくり方
第4章 文章をブラッシュアップしよう
第5章 ブログこそ新しい脳活性法
Epilogue 本を出したい人へのアドバイス
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年山梨県生まれ。医学博士。聖マリアンナ医科大学医学部卒業後、同大学に勤務。第2内科助教授を経て、98年退職。専門は脳の病気を診る神経内科。現在も臨床の現場に立つかたわら、医学実用書から、エッセイ、医学小説まで、旺盛な執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロンロン
3
「知識や経験と発想のきっかけとなる何か」が結びついて新しいアイデアを生む。/思い出しながら文書を書くことで記憶を強化できる。/面白いと思う心がアイデアの根源/明るいことを書くことで前向きな脳になる。 2011/10/13
はるか
1
文章を書くのが苦手で、コメントのような短い文でも結構悩まないと書けなかったりする。「小さな目標を立てて、毎日文章を書くことが大切」ということには納得。共感できる部分が結構ありました。2009/08/28
最終バック九番手
0
15分で読み終わってしまった…先に「脳トレ神話にだまされるな」を読んでおくとこの本で書いてあるようにはそうそううまくいかないだろうことは見当がつくはず…初版発行:2009年8月1日…本体1300円2009/10/23
大学院生
0
この本から学んだことは「気になった情報はとりあえず溜め込む」ということ。情報は整理しないと、溜まっていくばかりであると思っていた。しかし、情報は整理すれば活用できるというものではないと著者は述べる。面白いと思ったり、感心したりして、その雑誌の記事や新聞記事を切り取る、その感性にこそ意味がある。そして、溜まった断片的な情報を眺め直すと、バラバラな情報がつながり文章のテーマが生まれるのである。2020/12/30