内容説明
「算数は好きだった」「中学校の数学は1本の補助線を考えつくと、瞬時に解ける面白さがあった」…という人でも、高校以降はなぜか数学嫌いに。本当は、数学は細部にこだわりすぎず、少しおおざっぱに考え、直観的理解を大切にするのが大事!直観で数学が見えてくれば、昔の「1本の補助線」以上の知的感動を味わうことができます。本書で数学に再チャレンジ。
目次
1 ゼロの発見からピタゴラスの定理まで
2 因数分解と方程式はどう違う?
3 指数と対数で大きな数に強くなる!
4 三角関数はピタゴラスの定理の拡張?
5 ベクトルは物理への橋渡し
6 複雑な計算もラクにできる数列・級数
7 微分で極大値・極小値を求める
8 積分で面積、体積を自在に求める
9 確率で論理的になる?
10 統計で説得する!
著者等紹介
岡部恒治[オカベツネハル]
東京大学理学部数学科卒、同大学院修士課程修了。現在、埼玉大学経済学部教授。日本数学協会副会長。2005年度「日本数学会出版賞」受賞
長谷川愛美[ハセガワエミ]
2003年、埼玉大学工学部応用化学科卒、05年、北海道大学大学院数理科学研究科数学専攻修了。現在、日本数学協会事務局長として、数学の普及活動に献身している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひこぼし
11
ブックオフで見つけた本。 題名につられて手に取った。絵もかわいいし、字も少ないからさくっと読めるからいい。高校の頃の復習でわかりやすいと思う。2022/08/22
ちくわん
7
対象読者は「数学オンチ」、と考えると、ちょっと盛りだくさんな内容かも。非教科書的な数学的な見方・アプローチを提供している。「カバリエリの原理」は、これまで聞いたことがなかったが、なぜなのだろう。文系大学の数学苦手な学生向けなんだろうと納得した。2018/04/28
大熊真春(OKUMA Masaharu)
0
かなり良かった。ノートはいらない。内容は高校微積分の基礎が中心かな。本質をわかりやすく説いている。 でもスポーツに興味のない私には「リーグ戦」がどうとか言われてもピンと来ないし、「ЮД」とか書かれてもそれが麻雀用語だと気付くまでにも何分もかかったりした。もちろんその麻雀用語の意味は今もわからない。2013/10/01
とりぞう
0
名前が言うほど易しくなく、期待するほど本格的ではないけれど、まあ面白かった。2008/06/12