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ジオエコノミクスの世紀―Gゼロ後の日本が生き残る道

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532356682
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C3033

出版社内容情報

いまの経済は「地政学」抜きでは語れない。世界有数の政治学者と著名コンサルタントが、激動する世界の新たな見方を示す。

内容説明

“ジオエコノミクス”国が自国の発展のためだけでなく、国家安全保障の強化―そしてその場合によっては政治的な目標達成―も加味して経済政策をつくり、それを推進するための戦略理論のこと。経済という別の手法を用いた「ジオポリティクス(地政学)」であり、近年急速に発展しつつある分野。

目次

1 過去・現在・未来―いま起こっていることの本質(長期・超長期の構造変化;人口変動、そして工業社会の形成 ほか)
2 御立尚資×イアン・ブレマー対談―地政学と経済の接点(「ジオエコノミクス」―グローバル化の逆流が始まった;超大国(スーパーパワー)交代で起きる地殻変動 ほか)
3 Gゼロ・アジア(アジアは地政学的なホットスポット;変化しつつある中国 ほか)
4 日本のビジネスリーダーがなすべきこと(非競争リスクの拡大;新しい経営技術の必要性 ほか)

著者等紹介

ブレマー,イアン[ブレマー,イアン] [Bremmer,Ian]
ユーラシア・グループ社長。スタンフォード大学にて博士号(旧ソ連研究)、フーバー研究所のナショナル・フェローに最年少25歳で就任。コロンビア大学、East West Institute、ローレンス・リバモア国立研究所を経て、現在はニューヨーク大学で教鞭をとるほか、ワールド・ポリシー研究所の上級研究員も務める。1998年、28歳で調査研究・コンサルティング会社ユーラシア・グループを設立。政府首脳(米民主・共和両党の大統領候補者、ロシアのキリエンコ元首相、安倍晋三首相など)にも助言を行ってきた。世界経済フォーラム(WEF)Global Agenda Coucil on Geo‐economicsのメンバー

御立尚資[ミタチタカシ]
ボストンコンサルティンググループ日本代表。京都大学文学部卒、ハーバード大学経営学修士(MBA)取得。日本航空を経てボストンコンサルティンググループ入社。BCGフェロー(on new frontier of risk)。2006年11月から2013年までBCG Worldwide Executive Committee(経営会議)のメンバーを務めた。経済同友会副代表幹事、同観光立国委員会委員長。国連世界食糧計画WFP協会理事。京都大学客員教授。世界経済フォーラム(WEF)Global Agenda Coucil on Geo‐economicsのメンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

68
う~ん、読まないでもよかったかなぁ...2019/11/18

壱萬弐仟縁

25
ジオエコノミクス:国が自国の発展のためだけでなく、国家安全保障の強化も加味して経済政策をつくり、推進する戦略理論。経済という別の手法を用いた地政学(表紙見返し)。長期的に俯瞰すれば、世界は、米国、EU、中国、インドの4極を中心とした多極化の時代に向かって進んでいる(御立33頁)。治政経済学:経済と地政学の相互影響を議論しようという考え(ブレマー41頁)。衰退しているのはアメリカの外交政策(B95頁)。2016/01/17

月曜は嫌い

0
中身の半分は著者二人の対談。内容はごく常識的で、取り立てて言うほどのことはない。入門編。2016/08/03

やまと

0
グローバル化によって、国際政治と経済活動が密接に関係するようになった今、世界がどのような方向に向かって行こうとしているのかが解説されている。多くのアメリカ企業が求めているのは競争ではなく独占体制による利益最大化、中国政府はアメリカの軍事的優位性に対抗する意思は当分無い等、ブレマー氏の個々の分析が光っている。ビジネスにおいても、また、個人においても世界と繋がる機会が増えており、改めて世界的な視座の必要性を感じた。2016/03/15

puapua

0
世の中はかつてないほどに複雑化、不均衡化している。地政学リスクが高まる一方、国とは利害が必ずしも一致しない多国籍企業という別次元の存在が大きくなっている。各国間は目に見える戦闘ではなく、経済覇権争い、サイバー上での攻撃を活発化させている。こうした多彩な利害関係が複雑に絡み合い、各国間の関係が構築されているということを再認識した。超長期的なスパンで世界の流れを見るうえで、様々な切り口を示してくた。アンテナを立てるという意味で、有益な一冊。2016/02/16

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