内容説明
31年ぶりの貿易赤字転換は震災要因など一過性のものではない。製造業の戦略転換の読み誤りやインフラ老朽化への対応不足等の構造問題を一刻も早く解決しないと「一流の経済大国」の座から陥落する日は近い。それを食い止めるための方策を模索する辛口の一書。
目次
第1章 国際収支大幅悪化の衝撃(ノンストップの空洞化と貿易赤字国への転落;疲弊するコーポレート・ジャパン;数年後に迫る経常赤字国化)
第2章 経常赤字転落後の日本経済(デフレからインフレへ、円高から円安へ;円安=日本経済再浮上は幻想;引き締め転換と内需縮小)
第3章 日本経済再生戦略(供給能力拡大に全力を挙げよ;自律的な調整メカニズムに期待?;金利上昇のプラス効果;世界の“先駆者”として)
著者等紹介
白川浩道[シラカワヒロミチ]
1961年東京都生まれ。83年慶應義塾大学経済学部卒業、日本銀行入行。調査統計局、金融研究所勤務を経て米国・ワシントン大学大学院留学。帰国後、外国局、OECD経済総局出向等を経て99年日本銀行を退職、UBS証券へ移籍(チーフエコノミスト)。現在、クレディ・スイス証券マネージング・ディレクター、チーフエコノミスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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レーモン
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株の行く末に関して興味深く読ませていただきました。いろんな意見があるけど、需要のない株価上昇にはやはり疑問があります。先行指標である株価がなぜにこれほど上昇するのか?不思議で仕方がありません。自分の仮定を埋めるのに役に立ちましたよ♪2013/03/24
宗像司郎
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普通にインフレが起こる。供給不足、労働者不足で。また、円安で。2013/03/07
オヤジさま
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供給力不足が取り返しのつかない事態を招くということはすでに認識しているところです。資源のないわが国が国内製造業の力を失うということは、すなわち、国力を失うことと同意であることを共通の理解としなければならないと思います。2013/02/11
本郷喜千
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定量的マクロデータが多く有用でした。2013/01/14