食糧危機にどう備えるか―求められる日本農業の大転換

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532355111
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0033

内容説明

欧米化する新興国の食生活、毎年どこかで起こる天候不順、2050年に100億人に近づく世界人口…。思ったように食糧が輸入できなくなる時代はもうそこまで来ている。いまこそ知恵を結集し、生産拡大を前提にした農業に切り替えるべきだ。近い将来に起こる「食糧危機」にどう備えるか。これが本書のテーマである。

目次

第1章 食糧争奪第2幕
第2章 新興国の飽くなき爆食・高級志向
第3章 環境リスクを真剣に考える時代に
第4章 食糧危機が日本を襲うXデー
第5章 「不足」を前提にした農業に切り換える
第6章 貿易自由化をテコに海外で稼ぐ
第7章 食料・農業・農村問題をあわせて解決せよ

著者等紹介

柴田明夫[シバタアキオ]
資源・食糧問題研究所代表。1976年東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部等を経て、2002年に丸紅経済研究所主席研究員。同副所長を経て、06年同所長。10年同代表。11年に資源・食糧問題研究所を設立、代表に就任。30年以上にわたって食糧問題に携わり、農林水産省「食料・農業・農村政策審議会」委員、同省「国際食料問題研究会」メンバー等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

18
国際稲研究所(IRRI)によると、 地球が養える限界は83億人(32頁)。 タイムリミットは刻々と近づいているのである。 水不足が食糧不足に直結することからすると、 水を巡る戦争も想定できる。 アグフレーションということばは、 2007年12月8日エコノミスト誌 で初めて使われた。 農産物インフレ(41頁)。 2025年に80憶突破(49頁)。 2030年食糧供給限界かも。 明るい社会とは農業生産を基盤とした社会。 国際間での政治経済学が求められるという(115頁)。 2014/04/22

Tatsuo Shimada

1
地球は何人まで養えるのか 食料問題とは本質的には何が問題なのかを勉強するため、まず読んでみた一冊。 この分野に関する知識が全くない自分としては学べる事が多々ありました。 特に1kgの肉を生産する為に、飼料穀物が7kg必要という話は衝撃的でした。 食の問題とは生産や流通などの最適化だけではなく、ライフスタイルも大きく絡んでくるテーマなのだと改めて認識。 2013/08/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4632589
  • ご注意事項