池上彰のやさしい経済学〈2〉ニュースがわかる

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532355098
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0033

内容説明

デフレ、円高、年金、消費税…実況!明日がわかる白熱授業。テレビ東京・BSジャパンで話題の番組を完全収録。

目次

1 インフレとデフレ―合成の誤謬
2 政府か日銀か―財政政策と金融政策
3 バブルへGO!―なぜバブルが生まれ、はじけたか?
4 円高と産業空洞化―日本に残るか海外に出るか
5 君は年金をもらえるか―消費税をどうする?
6 リーマン・ショックとは何だったのか?
7 日本はどうして豊かになれたのか?―戦後日本経済史

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト・東京工業大学教授。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題を担当する。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍した。2005年3月にNHKを退職しフリーに。書籍やテレビ番組でニュースをわかりやすく解説することで幅広い人気を得ている。2012年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

80
★★★★☆池上さんだから分かりやすいのは当然だけれども、何よりこの『やさしい経済学』シリーズは特に良い。日本共産党はフィリップス曲線が理解できていないのか消費者物価指数が上がると「実質賃金が〜」と言うからタチが悪い笑。物価が上がれば当然失業率が下がるという事実には全く目を向けない。さらに実質賃金も上がると、個人消費が減ってるじゃないか?と別の用件を持って来る。個人消費が下がっているのは消費税を増税したからである。さらに消費税増税を推進していたのは野党の民進党だからなおさら理解ができない。2016/10/11

流言

43
前巻に引き続き経済の基礎だが、リーマンショック、円高、年金、バブル、戦後経済など身近な話題を扱っているので上巻以上に興味深く読むことができた。北朝鮮やジンバブエの経済政策の失敗を見ると笑ってしまうが、敗戦後の日本が経済政策を成功させて復興したのだと聞くとやはり知は力。赤字国債の不安ばかり語られる中でどうして円が買われるのか、どうして日本では貯蓄が美徳とされるのかなどかゆいところに手が届く内容であった。経済というと数字の印象が強かったが、数字では損をしていなくても感情で動かされる部分が大きいのは驚きだった。2016/03/15

流言

38
経済とは行動の学問である、というのが読み終えての感想である。デノミによる通貨切り下げ、税金徴収の方法によって消費の仕方に変化が出る、あるいは資産効果といった点がその最たるものであり、数字の上では同じであるにも関わらず人々の行動が変わってくるという事実は目から鱗だった。自分の世代では常にデフレと呼ばれてきたので、デフレであるから日本円が買いなんて当たり前のことも言われてみないと気づかないものだ。確かに日本では貯蓄を美徳とする風潮があるが、これも戦後、銀行にお金がなく融資できないという実際的な理由だったのか。2016/03/30

かわうそ

34
再読2016/12/08

26
サブタイトル通りこの巻を読めば昨今のニュースの理解度が上がると思う。前半はインフレ・デフレや財政政策・金融政策について、後半はバブル崩壊やリーマン・ショックといった日本に大きな影響を及ぼした事象を、それぞれ非常に分かりやすく解説している。1.2巻共に良い解説書だけれど、現在の(当時の)政策に対して池上さんの切り込みや提言があれば尚良かった。 2015/01/31

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