内容説明
「幸せ」をいくらで買いますか?出産、就職、結婚、引っ越し、そして死…どうしてその「人生の選択」を下したのか?不合理な決断に潜むカラクリをわかりやすく解説。
目次
はじめに 値段はどこにでもある
第1章 「モノ」の値段
第2章 「生命」の値段
第3章 「幸福」の値段
第4章 「女性」の値段
第5章 「仕事」の値段
第6章 「無料」の値段
第7章 「文化」の値段
第8章 「信仰」の値段
第9章 「未来」の値段
おわりに―値段が機能しなくなるとき
著者等紹介
ポーター,エドアルド[ポーター,エドアルド][Porter,Eduardo]
ニューヨーク・タイムズ紙記者。専門はビジネスと経済。メキシコシティ、東京、ロンドン、サンパウロなどで駐在経験をもつ。ニューヨーク在住
月沢李歌子[ツキサワリカコ]
津田塾大学卒業後、外資系証券会社勤務を経て翻訳家になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべたけし
12
モノ・生命・幸福・女性・仕事・無料・文化・信仰・未来。9つのテーマ毎に、その値段について語られる。どれも大変興味深いテーマであり、何事もトレードオフであること、立場が違えば、視点・考え方も異なることがよく分かる。 どちらに重きを置くのか?という決断を下す際の判断基準は、改めて相手の立場に立って行いたいと思える。 ある事象の裏にある真実。本書のように「値段」という切り口で考えるのは面白いかもしれない。2014/03/22
ケニオミ
3
「無料」を含め「値段」は全てのものに付いていますが、その値段がどのように決められるのかを多角的に論じた本です。要は、個々人は自分の利益を最大化するため日々頭を悩ましているが、たいして立派な判断をしていないということです。読んでいて納得する個所も多いのですが、あまり強い印象を残しませんでした。2011/10/26
リーガ
2
一言で片付けると、テーマごとにその対象の価格がどうやって決定されるかについて、述べられている。興味深かった章は「女性の値段」と「信仰の値段」。胎児殺ししておき女性が少なくなった結果、逆に女性の価値が上がったとは・・・。本書を読み終えたあと、全てが損得勘定で決められているという神の見えざる手が見えてきたような・・・。異なる社会の事情も知ることが出来て良かったです。2013/05/04
のの
2
僕の価値について考えるとすごく落ち込む2012/08/20
でら@名古屋
2
「マインドマップ的読書感想文」さんの書評http://goo.gl/97L292012/04/13