G20―先進国・新興国のパワーゲーム

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532354794
  • NDC分類 332
  • Cコード C3033

内容説明

先進国の低迷と新興国の隆盛で拡大を続ける国際不均衡。世界新秩序の覇権をめぐる各国の攻防と協調、そして迷走の最前線を解説。

目次

序章 プレミア・フォーラム
第1章 誕生―ワシントンG20までの道程
第2章 絶頂―ロンドン、ピッツバーグ、そして葬式に出されたG7
第3章 失速―米中対立、コペンハーゲンの失望、ギリシャ危機
第4章 漂流―通貨戦争、SDR改革論議、BRICS拡大
第5章 未来―グローバル・ガバナンスの論点
第6章 日本―アジアのスマートパワーとなれるか

著者等紹介

藤井彰夫[フジイアキオ]
日本経済新聞社欧州総局(ロンドン)編集委員。1962年生まれ。85年早稲田大学政治経済学部卒、日本経済新聞社入社。経済部で経済企画庁、日銀、大蔵省などを担当し、主にマクロ経済・金融・財政を取材。ニューヨーク米州総局(87‐92年)、ワシントン支局(98‐02年)。経済部次長、経済金融部編集委員兼論説委員などを経て、09年9月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideo Tsubaki

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面白かったです。先進国と新興国、共産主義と民主主義、一冊を通して常に対立軸を示してくれるので、1970年代以降のグローバル化した政治・経済を難なく理解することができました。また過去だけではなく、未来に対する予測や様々な国際協調に対する問題点、要人たちのインタビューなど、初心者向けな構成でありながらコアに踏み込んだ内容もあり、学生から社会人まで幅広い層に耐えるものになっています。おすすめ。2011/11/28

koji

0
編集委員らしく、正確で抑制の利いた筆致で世界経済の動きが分かりやすく描かれています。本書の底流には、ジョセフ・ナイのスマートパワーがあると読みました。中でも米中のパワーゲームは、ナイの著書を読んでいるような感じを受けました。結局G8でもG20でも纏まりません。声明文はすべて玉虫色で問題を先送りしてきました。そして政治家の寿命は短くなり、経済学者が政治を牛耳ります。LSE教授のダニー・クァーが1980年から2049年まで9300キロ動くとしている経済重心移動は、アジア太平洋に中心が動いていることを示します。2011/11/22

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