金融革新と市場危機

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532353629
  • NDC分類 338.01
  • Cコード C3033

出版社内容情報

市場はなぜ何度も同じ過ちを繰り返すのか。金融システムが機能不全に陥ったのは、皮肉にも市場の発展を促した技術革新が原因だった! 制度のどこに欠陥があるかを代表的な危機から探り、今後を見据える骨太の解説。

内容説明

1987年のブラックマンデー、97~98年日本の金融崩壊と米LTCMの破綻、そして2007~08年米国発の世界金融不安。繰り返されるマーケットのブームとパニックに金融技術革新はどのような役割を演じたのかを徹底検証。

目次

第1章 サブプライムローン証券化の蹉跌
第2章 危機が繰り返される理由
第3章 金融における技術革新の意義と役割
第4章 市場と技術革新―証券化とリスク管理の課題
第5章 ブラックマンデーとLTCMの破綻
第6章 日本における不良債権問題の結末
第7章 米国発の金融危機と規制の見直し

著者等紹介

藤井眞理子[フジイマリコ]
1955年生まれ。77年東京大学経済学部卒業、大蔵省入省。ブラウン大学大学院留学、大蔵省理財局、主計局主計官補佐、関税局国際調査課長などを経て99年より東京大学助教授、2001年同教授。現在東京大学先端科学技術研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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中年親爺

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金融に付加価値を認める考え方には賛成できない。金融はあくまで仲介機能であり、新たな価値を生むことはない。収益源は、クライアントが金融サービスにより得た付加価値の一部の還元と考えるべき。著者のような金融至上主義的な考えが、ヘッジファンドやデリバティブの横行を許す下地になっている。2010/07/08

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