出版社内容情報
アメリカ発の金融危機が世界を不況と混乱に陥れている。中軸であるアメリカを欠いた世界経済はどんな姿になるだろうか。揺れ動く欧州、中国、ロシア、インドなどの近未来像を大胆にシミュレーションする。
内容説明
アメリカ発の金融危機はヨーロッパ、中国、新興国、そして日本とアメリカ自身を未曾有の同時不況に陥れている。
目次
第1章 世界金融危機はなぜ起こったのか
第2章 これまでの金融危機の教訓
第3章 アメリカ復活の経路
第4章 超大国にはなれないヨーロッパ
第5章 中国の内需転換は可能か
第6章 新興国頼みの危うさ
第7章 なぜ日本への影響は大きいのか
著者等紹介
原田泰[ハラダユタカ]
1950年生まれ。1974年東京大学卒。経済企画庁国民生活調査課長、同海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長などを経て、現在、大和総研常務理事・チーフエコノミスト。著書に、『昭和恐慌の研究』(共著、日経・経済図書文化賞受賞、東洋経済新報社、2004年)、『日本国の原則』(石橋湛山賞受賞、日本経済新聞出版社、2007年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。